“極太サウンド”のSOULに迫る!CESで発表された最新モデルも紹介
米“SOUL”のヘッドホン/イヤホン、注目の現行7モデル一斉レビュー!
■2013CESで2つの新シリーズを発表!ますますラインナップを広げていくSOUL
年初に米ラスベガスで開催された世界最大の家電見本市「2013 International CES」にて、SOULはオーディオメーカーが並ぶベネチアンホテルにブースを構え、開発中のコンセプトモデル2シリーズを参考出展した。
“SIMPLICITY”シリーズ
その名の通り、「もっと気軽に音楽を楽しもう」というメッセージを込めた“シンプルなデザイン”がコンセプトのシリーズ。女性ユーザーを意識したカラフルなヘッドホンなど、3モデルをラインナップする。
「MINI」
新規設計のドライバーユニットを搭載するカナル型イヤホン。イヤーピースも新素材のものを採用している。小さな筐体が特徴的で、女性ユーザーを意識したという。ケーブルはスマートフォンと兼用のリモコンタイプとなる予定。
「LOOP」
新規設計のドライバーに、同じく新設計の回路を搭載したヘッドホン。従来のSOULヘッドホンの音作りをそのまま踏襲しながら軽量化を図り、ポップでライトなデザインを採用した。こちらも女性ユーザーを意識しているという。本体は折りたたみも可能。金メッキプラグを採用している。ケーブルはスマートフォンと兼用のリモコンタイプとなる予定。
「JET」
4つのマイクによる新規開発のノイズキャンセル機能を搭載するヘッドホンで、フラグシップSL300よりも高い遮音率を実現するという。バッテリーが切れた場合でも、パッシブモードに切り替えて使用できる。内部には新規開発の大型ドライバーを採用している。そのほか、本体にはキャリングケースが付属する。スーツ姿でもマッチするような特徴的な外観デザインを採用した。
“COMBAT”シリーズ
タフなシチュエーションでも応えられる耐久性や機能がコンセプト。“COMBAT”の名は、その勇敢さや格好良さをイメージして付けられた。こちらも3モデルをラインナップする。
「FLEX」
軽量設計を施した防水仕様のスポーツ向けイヤホン。抗菌タイプのイヤーフックを備えている。ケーブルは絡みにくいフラットタイプ。キャリングポーチが付属する。
「TRANSFORM」
スポーツ向けのヘッドホン。イヤーカップ部は着脱式で、水洗いすることもできる。ヘッドバンド部にはゴム素材を作用し軽量化を図っている。音質は「パワフルな低音とクリアな中高音」を狙ったチューニングを施したという。本体にはスポーツタイプのキャリングポーチが付属する。
「COMBAT+」
「アクティブパフォーマンス型ヘッドホン」と名を冠したモデル。通気性と耐久性に配慮しており、ヘッドバンド部はワイドグリップ型で、頭部にしっかり固定されるよう考慮している。“ヘッドギアを着けているような装着感”を狙ったという。
外部からのノイズを低減するよう、イヤーカップ部の密閉性も高めた。イヤーパッドはコンプライ製のものを採用しており、水洗いも可能。ドライバーは防汗仕様としている。なお、ハウジング部のロゴプレートは取り外しも可能で、ユーザーが好みのデザインに変更できる。
付属ケーブルはケブラー素材で、着脱が可能。通常のストレートタイプとiPhone用リモコンを備えるタイプの2種類を同梱する。頑丈なキャリングケースも付属する。
音質は「パワフルな低音とクリアな中高域を再生するピュア・オーディオ音質」を目指したチューニングを行っている。
それぞれ、“シンプルさ”や“タフネス”などの新コンセプトを掲げながらも、根底にはしっかりとSOULの重厚サウンドを継承していた音作りを行っているという。なお、“SIMPLICITY”シリーズのMINIとLOOPは国内でも今夏発売を予定。その他のモデルについては、国内の発売についてはっきりとした詳細は決まっていないとのこと。幅広いユーザー層に向けた製品ラインナップで勢いを増すSOULの今後の展開に期待が掛かる。