広がるスマホ向けサービスのマルチデバイス対応
【レビュー】ドコモのVODを家庭内で − タブレット「dtab」とTV用端末「dstick」の使い勝手を検証
dビデオをテレビでも快適に楽しめるdstick
まずは、テレビでdビデオ、dアニメストアを視聴可能にするスティック型端末、dstickから検証していこう。
dstickは、テレビのHDMI端子に接続するスティック型アダプタだ。本体サイズは約83W×27H×11.7Dmm、重量は約23gとやや大きめのUSBメモリーのような外観だ。
本体のセットアップはテレビのHDMI端子に装着後、給電用にUSBケーブルも接続。テレビにUSB端子がない場合はアダプターでの利用となる。テレビ画面に表示されるQRコードをスマートフォンで読み取り、専用アプリ「dstickリモコン」をインストール。画面の指示に従ってBluetoothでスマートフォンとペアリングをした後、スマートフォン側でdstickのWi-Fiを自宅のネットワークに接続すれば設置は完了。セットアップは一見煩雑だが、HDMI端子を接続した画面に接続の手順が表示されるので分かりやすい。
なおdstickには専用のハードウェアリモコンが用意されておらず、セットアップ後はスマートフォンのアプリをリモコンとして利用することになる。
スマートフォンの画面に表示するdstickリモコンのアプリは、ドコモの各サービスへジャンプするボタンとテレビの音量操作、そして中央部にタッチパッドを配置したデザイン。dビデオやdアニメストアサービスのGUIは、基本的にはテレビに表示したカーソルをタッチパッドで操作する形になっている。
テレビに表示されたホーム画面からdビデオ/dアニメストアそれぞれのサービスにアクセスし、docomo IDを入力すると、自分のスマートフォンの契約に結びつけられる。なお、dビデオに関してはdocomo IDの契約1件につき最大5台までの登録が可能だが、dstick/dtabを追加登録した時点でダウンロードコンテンツ再生時の認証が必要になる。