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AVR-X4000でテスト

デノン新AVアンプの「迷わせない」使い勝手を検証

公開日 2013/07/05 10:34 ファイル・ウェブ編集部
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■販売店の現場で聞いたデノンのAVアンプの使いやすさ

デノンのAVアンプの使いやすさが店頭でも好評と言う話は冒頭でも述べた。ある販売店でその使いやすさをアピールするための展示方法が話題になっていると聞き、こちらの店舗を取材してみた。

(株)ヨドバシカメラのマルチメディアAkiba店でのAVR-X1000の背面部分の展示。合わせてセットアップアシスタントガイドのデモも行っている

(株)ヨドバシカメラのマルチメディアAkiba店のAVアンプコーナーでは、「AVR-X1000」が写真のように背面を向けて展示されていた。モックのケーブルにはそれぞれ付属のカラーリングされたシールが貼られ、本体の端子の色とシールの色を合わせて結線するだけで正しい接続ができることが明快にわかる。また、横一列に配置された端子の結線のしやすさも、実際に触って確認できる。

売り場を担当する同社のマイホーム商品・オーディオチームの三浦海洋氏に、AVR-X1000の使いやすさとその展示方法について聞いてみた。

「はじめてAVアンプを買われた方などは、購入されたあとに『つないでみたけど音が出ない』『画が出ない』という問い合わせをいただくことも多いです。説明書のコピーをお渡しして説明したこともありましたが、それでも不十分だと思っていました」(三浦氏)。

短く切ったケーブルに付属のラベリングシールを貼った状態で展示しており、実際に接続のしやすさを体感できるようになっている

お話を伺った(株)ヨドバシカメラのマルチメディアAkiba店 マイホーム商品・オーディオチームの三浦海洋氏

「デノンのAVアンプは端子の色分けやケーブルを見分けるシール、さらには端子が必要なものに絞られている点などで、お客様にとって非常に分かりやすい作りになっています。こうした機能は伝わりづらいこともあって、このような<見える>展示方法を採用しましたが、お客様にも好評です。AVアンプは「接続が難しい」というイメージがありますが、こうしたモデルが少しずつそんな意識を変えてくれるといいなと思います」(三浦氏)。

■ユーザーの立場から使い勝手を考えたモデル

実際にAVR-X4000のセッティングを行い、販売店の声を聞き、デノンのAVアンプがなぜ“使いやすい”と好評なのか、納得できた。スマホ操作やネットワーク機能など先進機能の実現に各社が注力しているが、こうしたユーザー目線に立った使いやすさへの配慮はデノンのAVアンプの強みのひとつであり、AVアンプの導入を考える上でぜひ着目して欲しいポイントだ。

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