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AVR-X4000でテスト

デノン新AVアンプの「迷わせない」使い勝手を検証

公開日 2013/07/05 10:34 ファイル・ウェブ編集部
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■横一列配置のスピーカー端子が好評

デノンのAVアンプ「AVR-X4000」は、ブラッシュアップされた音質で注目を集めている。一方、本機は使いやすさでも高い評価を受けているという話をデノンの担当者から聞いた。

デノン「AVR-X4000」。ユーザー目線が話題という本機の使い勝手を検証する

特に好評なのが、横一列に配置されたスピーカー端子なのだという。この仕様は下位モデルのAVR-X2000/X1000でも採用されており、販売店の店頭でも好評とのことだ。

AVR-X4000のスピーカー端子。各端子のプラス/マイナスが横一列に並んでいる

AVR-X2000のスピーカー端子 下位モデルも同様にプラス/マイナスが横一列の配置だ

横一列に配置されたスピーカー端子というのは確かにケーブルの結線がしやすそうだが、話を聞いたりカタログを読むだけでは使いやすさが今ひとつイメージできない。今回は実際にAVR-X4000を使い、実際の使い勝手を試してみた。

■スピーカー端子のプラス/マイナスを横一列に配置

AVアンプのスピーカー端子に5本や7本のスピーカーをつなぐ作業は面倒だ。結線する回数はスピーカーの数の倍で、手慣れたユーザーでも手間取る。

デノンはこの煩わしさを、プラスとマイナスの端子を横一列に並べることで軽減した。多くのAVアンプでは、スピーカー端子のプラスとマイナスは縦方向に並んでいる。縦方向に配列されたスピーカー端子にケーブルを結線するのが面倒なことは何度も体験済みだ。

従来のデノンの同価格帯AVアンプは、端子が縦配置だった。他社の同価格帯モデルもほぼ同様だ。写真はAVR-3313の背面

検証のために用意したのは7.1chシステム。AVR-X4000は11ch分の端子を搭載し、フロントワイドchのみフロントハイトchの上に重ねて配置されているが、フロントchからサラウンドバックchまでの7ch分は、横一列となっている。

今回は写真のような7.1chスピーカーシステムとAVR-X4000を用意してセッティングの検証を行った

端子を緩め、ケーブルの結線に取りかかる。端子が横一列なので全ての端子で上からケーブルを差し込め、作業のしやすさは想像以上だ。端子が上下に重なっていないので、端子のノブも奥までしっかり締めやすい。

スピーカー端子のプラス/マイナス両方にケーブルを上側から差し込むことができるので、結線のわずらわしさは大きく減っている

端子間の距離が適度に確保され、端子を締めやすい。結果、確実な接続が可能でケーブル抜けによるショートや音質の向上にも役立つ

使用したスピーカーケーブルはオーディオ用の太いタイプ。端子が上下に並ぶAVアンプでは下側の端子にケーブルを差し込むのも、下側の端子を締めるのもかなり面倒だったが、横一列ならそのわずらわしさがない。プラスとマイナスの端子の間隔も適度に空いており、ケーブルが接触してショートすることも少ないはずだ

■スピーカー端子を色分けし、対応するラベリングシールも付属

デノンの担当者は、「色分けされた背面端子とラベルも予想以上に評価されている」と語っていた。この色分けのおかけで、つなぎ間違いが格段に減り、迷うことなく結線できるという。

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