<特別企画>AVINITY連続レポート第2回 HDMI&オーディオケーブル音質編
HDMIの新たなリファレンスモデルが誕生 − 独AVINITYのケーブルの音質をレポート
ドイツの新鋭ケーブルブランド「AVINITY」の
HDMI&オーディオケーブルの音質を検証する
「AVINITY」はドイツのモンハイムに本拠を構えるHama社が手がけるケーブルブランドだ。そもそも同社はカメラ用のアクセサリー製品などで有名なメーカーだが、現在では映像/オーディオ関連機器、通信機器など、多岐にわたるジャンルを手がけている。しかも、ラインナップしている製品数は18,000を越え、従業員もベルギーや中国をはじめ、世界各所に2,500人(うち1,500人がモンハイム)を抱えているというから驚きだ。
このHama社がAVINITYを新たなケーブルブランドとして立ち上げたのは2011年。「プロによる、プロのための製品作り」をコンセプトに、様々な分野で培ってきた技術を活かし、本格的なオーディオ&ビジュアル向けケーブルを作り上げた。スタートからわずか2年しか経っていないにもかかわらず、本国ではすでに数十ものラインナップを取りそろえている。また、異例といえる「メーカー30年保証」を実施していることからも、Hama社の本気具合、そのクォリティに対する絶対的な自信のほどがうかがえる。
今回、このAVINITYの製品がユキムの手によって日本国内にも本格導入されることとなった。まずはHDMIケーブルやラインケーブル各種、スピーカーケーブルなどからスタートし、近日中にUSBケーブルやiPhone/iPod用ケーブルなども追加される予定だという。
そこで今回は、特にHDMIケーブル、スピーカーケーブル、RCAケーブルの音質について検証したいと考えた。折原氏による「画質」編に続き、「音質」編として各モデルのサウンドをレビューしていこう。
価格帯を超えたサウンドクオリティを実現
HDMIケーブルの上位モデル「AY-HDMI-HE」
まず最初にテストしたのが、HDMIケーブルの「AY-HDMI-HE」だ。今回の日本デビューにおいては、2タイプのHDMIケーブルがリリースされており、そのうち「AY-HDMI-HE」は“ハイエンド・エディション”と呼ばれ、事実上のフラッグシップモデルとなる。
当然ながら、クオリティ面で相当の追い込みが為されている。フラットタイプのケーブルには純銀コートOFC導体が用い、それぞれの導体に個別にノイズシールド処理を施した5層構成の「ソリッド・ハイ・パフォーマンス・データライン構造」を採用。外部からのノイズ干渉を徹底的に遮断し、純度の高いデータ転送を可能としている。
またAVINITYブランドの共通アイコンとなる、ひねりを加えた独特なデザインのプラグ部は、筐体にメタル素材を採用した上で端子に24金メッキを施すなど、不要振動の抑制と共にロスのない確実な信号伝達を実現している。
ちなみに、価格は長さ1mのモデルが21,000円(税込)、2mのモデルが25,200円(税込)と、こだわった造りながら良心的なプライスタグが付けられている。こうした価格設定は、開発をドイツ本国で行いながら、生産は中国の自社工場で行っていることも大きいようだ。一方で、「メーカー30年保証」をアピールしていることからもわかる通り、品質に関して大きな自信を持っている。
HDMI&オーディオケーブルの音質を検証する
「AVINITY」はドイツのモンハイムに本拠を構えるHama社が手がけるケーブルブランドだ。そもそも同社はカメラ用のアクセサリー製品などで有名なメーカーだが、現在では映像/オーディオ関連機器、通信機器など、多岐にわたるジャンルを手がけている。しかも、ラインナップしている製品数は18,000を越え、従業員もベルギーや中国をはじめ、世界各所に2,500人(うち1,500人がモンハイム)を抱えているというから驚きだ。
このHama社がAVINITYを新たなケーブルブランドとして立ち上げたのは2011年。「プロによる、プロのための製品作り」をコンセプトに、様々な分野で培ってきた技術を活かし、本格的なオーディオ&ビジュアル向けケーブルを作り上げた。スタートからわずか2年しか経っていないにもかかわらず、本国ではすでに数十ものラインナップを取りそろえている。また、異例といえる「メーカー30年保証」を実施していることからも、Hama社の本気具合、そのクォリティに対する絶対的な自信のほどがうかがえる。
今回、このAVINITYの製品がユキムの手によって日本国内にも本格導入されることとなった。まずはHDMIケーブルやラインケーブル各種、スピーカーケーブルなどからスタートし、近日中にUSBケーブルやiPhone/iPod用ケーブルなども追加される予定だという。
そこで今回は、特にHDMIケーブル、スピーカーケーブル、RCAケーブルの音質について検証したいと考えた。折原氏による「画質」編に続き、「音質」編として各モデルのサウンドをレビューしていこう。
価格帯を超えたサウンドクオリティを実現
HDMIケーブルの上位モデル「AY-HDMI-HE」
まず最初にテストしたのが、HDMIケーブルの「AY-HDMI-HE」だ。今回の日本デビューにおいては、2タイプのHDMIケーブルがリリースされており、そのうち「AY-HDMI-HE」は“ハイエンド・エディション”と呼ばれ、事実上のフラッグシップモデルとなる。
当然ながら、クオリティ面で相当の追い込みが為されている。フラットタイプのケーブルには純銀コートOFC導体が用い、それぞれの導体に個別にノイズシールド処理を施した5層構成の「ソリッド・ハイ・パフォーマンス・データライン構造」を採用。外部からのノイズ干渉を徹底的に遮断し、純度の高いデータ転送を可能としている。
またAVINITYブランドの共通アイコンとなる、ひねりを加えた独特なデザインのプラグ部は、筐体にメタル素材を採用した上で端子に24金メッキを施すなど、不要振動の抑制と共にロスのない確実な信号伝達を実現している。
ちなみに、価格は長さ1mのモデルが21,000円(税込)、2mのモデルが25,200円(税込)と、こだわった造りながら良心的なプライスタグが付けられている。こうした価格設定は、開発をドイツ本国で行いながら、生産は中国の自社工場で行っていることも大きいようだ。一方で、「メーカー30年保証」をアピールしていることからもわかる通り、品質に関して大きな自信を持っている。