[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域
【第62回】高橋敦、ガチ購入! GENELECのパワードモニター「6010B」導入ストーリー
■高橋敦が自分のために語る、新スピーカーの条件
新スピーカーの条件としては、まずは「デスクトップサイズ」であること。音楽再生システムがパソコンである以上、そこに寄り添う形で設置できるスピーカーでないと日々において自然に使う気分に慣れないことは実体験済みだ。そしてデスクトップに置く以上は、あまり大きくて邪魔になってしまうものは困る。
次の条件はアンプ内蔵の「パワードスピーカー」であること。これもデスクトップの設置スペースの問題があるので、別途にアンプを設置するのは避けたい。…っていうか、無理…
そして「USB-DAC機能”非”搭載」であること。デスクトップにはすでにUSB-DAC/ヘッドホンアンプが設置されているので、それを生かしてパソコンと接続したい。すると導入するのはシンプルなパワードスピーカーでOKになるので選択肢が広がる。
あとはやはり「無理のない価格」であること。これは単に僕の経済事情の問題だ。
最後にもちろん「満足できる音質」であること。これは当然だ。
…まあ、実際にはこんなに明確に条件を並べて厳密に検討したわけではないが、だいたいそんな感じのことを考えたときに頭に浮かんできたのが、以前に他の仕事でチェックしたGENELECのパワードモニター「6010A」だ。現在はアップデートして「6010B」になっているが、前述の条件を全て満たしている。
ただ少し不安なのは、その取材ではデスクトップでの超ニアフィールド設置は試しておらず、その際の実力は未知数であることだ。デスクトップ設置も思い切り考慮されているモデルでなので問題ないとは思うのだが…
しかしそこにちょうどタイミングよく! パワードモニターのおすすめモデルをピックアップして紹介するという仕事が別件で回ってきた。くくく…これ幸いと6010Bをピックアップして改めてまさに自宅のデスクトップで試聴してやったぜ!
■高橋敦、GENELEC「6010B」を買う
…結果、お借りした製品をお返しする前にAmazonさんに発注して、お借りした製品と入れ替わりでそのまんま導入するという事態になりました!
というわけで今回は、僕がガチ自腹導入したパワードモニタースピーカーGENELEC「6010B」を喜び勇んでご紹介させていただく。なにしろ購入でテンションが上がっているのでべた褒めだが、そこは生暖かく見守っていただきたい。
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