USB-DAC、ヘッドホンアンプのサウンドを検証
デノン初の単体USB-DAC「DA-300USB」を高橋敦がレポート
デノンから待望の単体USB-DAC「DA-300USB」(関連ニュース)が登場した。192kHz/24bit PCMと5.6MHz DSDの再生に対応と最新スペックを備え、同社のビット拡張技術の最高峰「Advanced AL32 processing」を搭載。内蔵ヘッドホンアンプにも力を入れるなど、満を持して登場しただけに意欲的なモデルとなっている。本機の実力を高橋敦が検証した。
■遂にデノンから待望のUSB-DAC単体機が登場
デノンの既存ラインナップでは、USB-DAC機能はCD/SACDプレーヤーと一体化されていた。「重複する機能(回路)を持つコンポーネントは一体化した方が合理的」という面もあり、それはそれでおかしな話ではない。それに、CDを中心としたオーディオからデータを再生するオーディオへの移行の時期と考えれば、両者の再生がひとつのコンポーネントで可能になるということは理に適っている。
しかし「CDはリッピングするだけの配信メディアであって、それを直接再生はしない」というユーザーも最近は増えてきた。実際、USB-DAC機能に特化したモデルがデノンのような歴史あるオーディオブランドから登場することを望む声も大きかった。同社のディスクプレーヤー「DCD-SX1」や「DCD-1500RE」がUSB-DAC部分でも高い評価を受けているだけに、単体機がラインナップされていないことは、もったいない状況だったことは否めない。
しかし、遂にそのもったいない状況を打破するモデルが登場した。「DA-300USB」である。DSD対応USB-DAC/SACDプレーヤー「DCD-1500RE」のUSB-DAC部分を取り出し、単体機としてブラッシュアップしたのが本機である。
DCD-1500REは同社のディスクプレーヤーのエントリークラス最新世代機である。デノンの最新技術の要点を集約したモデルだ。それに搭載されたUSB-DACをベースにすることで、本機は最新世代のUSB-DACを手頃な価格とサイズに収めた。しかもヘッドホンアンプも搭載で、こちらが気になる方も多いだろう。
では、内容を見ていこう。対応フォーマットはPCMで最大192kHz/24bit、DSDは5.6/2.8MHzとなる。DSDのネイティブ伝送方式はDoPとASIOに対応。現状のハイレゾ配信音源のほとんどをカバーするスペックだ。
サイズは横置きで170W×57H×182Dmm。筐体は頑強でほどよく重く、安定感がある。横置き用フットの他、縦置き用スタンドも付属。ディスプレイの表示の向きも縦横に自動で切り替わる。
フロントの有機ELディスプレイには常時、入力ソースのアイコン、再生フォーマットの仕様(例:DSD 5.6448MHz)、ヘッドホンアンプの音量の3つの要素が表示されており、情報をぱっと視認できる。
ぱっと見たところでは、フロントパネルには電源ボタンとボリュームノブしかスイッチ類がないが、入力ソースの切替は目立たないタッチボタンで行える。デザインのシンプルさを際立たせるための配慮だろう。
■遂にデノンから待望のUSB-DAC単体機が登場
デノンの既存ラインナップでは、USB-DAC機能はCD/SACDプレーヤーと一体化されていた。「重複する機能(回路)を持つコンポーネントは一体化した方が合理的」という面もあり、それはそれでおかしな話ではない。それに、CDを中心としたオーディオからデータを再生するオーディオへの移行の時期と考えれば、両者の再生がひとつのコンポーネントで可能になるということは理に適っている。
しかし「CDはリッピングするだけの配信メディアであって、それを直接再生はしない」というユーザーも最近は増えてきた。実際、USB-DAC機能に特化したモデルがデノンのような歴史あるオーディオブランドから登場することを望む声も大きかった。同社のディスクプレーヤー「DCD-SX1」や「DCD-1500RE」がUSB-DAC部分でも高い評価を受けているだけに、単体機がラインナップされていないことは、もったいない状況だったことは否めない。
しかし、遂にそのもったいない状況を打破するモデルが登場した。「DA-300USB」である。DSD対応USB-DAC/SACDプレーヤー「DCD-1500RE」のUSB-DAC部分を取り出し、単体機としてブラッシュアップしたのが本機である。
DCD-1500REは同社のディスクプレーヤーのエントリークラス最新世代機である。デノンの最新技術の要点を集約したモデルだ。それに搭載されたUSB-DACをベースにすることで、本機は最新世代のUSB-DACを手頃な価格とサイズに収めた。しかもヘッドホンアンプも搭載で、こちらが気になる方も多いだろう。
では、内容を見ていこう。対応フォーマットはPCMで最大192kHz/24bit、DSDは5.6/2.8MHzとなる。DSDのネイティブ伝送方式はDoPとASIOに対応。現状のハイレゾ配信音源のほとんどをカバーするスペックだ。
サイズは横置きで170W×57H×182Dmm。筐体は頑強でほどよく重く、安定感がある。横置き用フットの他、縦置き用スタンドも付属。ディスプレイの表示の向きも縦横に自動で切り替わる。
フロントの有機ELディスプレイには常時、入力ソースのアイコン、再生フォーマットの仕様(例:DSD 5.6448MHz)、ヘッドホンアンプの音量の3つの要素が表示されており、情報をぱっと視認できる。
ぱっと見たところでは、フロントパネルには電源ボタンとボリュームノブしかスイッチ類がないが、入力ソースの切替は目立たないタッチボタンで行える。デザインのシンプルさを際立たせるための配慮だろう。