WalkmanやiPod touchとの相性を検証
PHILIPS“Fidelio”「S2」を注目ポータブルプレーヤー4機種と組み合わせテスト
PHILIPSの“Fidelio”「S2」(公式サイト)は、セミオープン方式を採用した同社の最上位イヤホンだ。本機のサウンドについてはこちらでレビューした。今回は引き続き高橋敦氏が、「S2」と主要ポータブルオーディオプレーヤー4機種を組み合わせて試聴。それぞれの音質傾向をレポートしていく。
前回のFidelio「S2」レポート(「PHILIPS「S2」を高橋敦がレビュー」)では、のプロフィール紹介から音質チェックまでを行った。音質については、「正確な再現性と音楽的な躍動感をバランスよく兼ね備えている。モニター系とは異なるがデフォルメ系でもない。正しくも楽しいイヤホン」というのが僕の受けた印象だ。今回はさらに踏み込んで、このイヤホンを数モデルのポータブル音楽プレーヤーと組み合わせ、それぞれの音質を確認してみる。
ということでそのプレーヤーだが、今回は
・Apple「iPod touch 32GB」 ¥28,800(税抜)
・SONY「NW-F885」 ¥OPEN(予想実売価格27,000円前後)
・SONY「NW-ZX1」 ¥OPEN(予想実売価格75,000円前後)
・Astell & Kern「AK100MKII」 ¥OPEN(予想実売価格76,800円前後)
をピックアップ。スマートフォンでの音楽再生よりは明らかな向上が期待できそうで、しかしイヤホン側との価格差が大きすぎない価格帯の製品だ。これらのプレーヤーの他、比較対象としてiPhone 5での試聴も行っている。
■「S2」×APPLE「iPod touch」
では、まずはiPod touch。このシリーズはご存知のように、iPhoneから通話と携帯電話回線でのデータ通信機能を省略したというのがその出自であり機能の概要だ。iPodという音楽プレーヤーの1モデルではあるが、よりスマートフォン的なタイプと言える。
音質面はiPhone 5と同傾向の音調で、iPhone 5より明らかに良いというわけでもない。やや硬質な音調で適当なバランスにまとめた印象だ。S2の持ち味もバランスよく引き出す。硬質さというのは例えば、中島愛さん「愛の重力」やダフト・パンク「Get Lucky」のギターのカッティングのパキッとした抜けを少し強めるあたりに表れている。低音側はどの曲でも、ベース等の重低音を無理に出していないことが好印象。無理をしていないので嫌な膨らみ等がなく、素直なキレが確保されている。おかげで全体のバランスがコンパクトに整い安定している。
前回のFidelio「S2」レポート(「PHILIPS「S2」を高橋敦がレビュー」)では、のプロフィール紹介から音質チェックまでを行った。音質については、「正確な再現性と音楽的な躍動感をバランスよく兼ね備えている。モニター系とは異なるがデフォルメ系でもない。正しくも楽しいイヤホン」というのが僕の受けた印象だ。今回はさらに踏み込んで、このイヤホンを数モデルのポータブル音楽プレーヤーと組み合わせ、それぞれの音質を確認してみる。
ということでそのプレーヤーだが、今回は
・Apple「iPod touch 32GB」 ¥28,800(税抜)
・SONY「NW-F885」 ¥OPEN(予想実売価格27,000円前後)
・SONY「NW-ZX1」 ¥OPEN(予想実売価格75,000円前後)
・Astell & Kern「AK100MKII」 ¥OPEN(予想実売価格76,800円前後)
をピックアップ。スマートフォンでの音楽再生よりは明らかな向上が期待できそうで、しかしイヤホン側との価格差が大きすぎない価格帯の製品だ。これらのプレーヤーの他、比較対象としてiPhone 5での試聴も行っている。
■「S2」×APPLE「iPod touch」
では、まずはiPod touch。このシリーズはご存知のように、iPhoneから通話と携帯電話回線でのデータ通信機能を省略したというのがその出自であり機能の概要だ。iPodという音楽プレーヤーの1モデルではあるが、よりスマートフォン的なタイプと言える。
音質面はiPhone 5と同傾向の音調で、iPhone 5より明らかに良いというわけでもない。やや硬質な音調で適当なバランスにまとめた印象だ。S2の持ち味もバランスよく引き出す。硬質さというのは例えば、中島愛さん「愛の重力」やダフト・パンク「Get Lucky」のギターのカッティングのパキッとした抜けを少し強めるあたりに表れている。低音側はどの曲でも、ベース等の重低音を無理に出していないことが好印象。無理をしていないので嫌な膨らみ等がなく、素直なキレが確保されている。おかげで全体のバランスがコンパクトに整い安定している。