<山本敦のAV進化論>第8回
ハイレゾ対応「Xperia ZL2」の音質をチェック − “ウォークマン”F880と聴き比べてみた
ソニーが昨年9月に“ウォークマン”やHDDオーディオプレーヤー「HAP-Z1ES」をはじめ、ハイレゾ音源対応の製品群を一斉に発売して以来、待ち望まれていた“スマートフォンのハイレゾ化”がついに、今夏にドコモが発売する「Xperia Z2/SO-03F」、KDDI/auが発売する「Xperia ZL2/SOL25」によって実現される。
今回は5月下旬発売予定のau版Xperiaフラグシップモデルで「Xperia ZL2/SOL25」の評価機で、特に“ハイレゾ再生”をピックアップして実力を検証したい
■Xpeira Z2とデザイン違いのフラグシップ
ドコモから発売される「Xperia Z2」は、名称や外観デザインなどグローバルモデルがベースになっているのに対して、auから発売される「Xperia ZL2」は、基本性能や機能はXperia Z2と同様だが、オリジナルのデザインとカラーで展開される。製品の詳細についてはPhile-webニュースで紹介されている通りだが(関連ニュース)、仕様の要点について軽くおさらいしておこう。
OSはAndroid 4.4で、2.3GHzのクアッドコアCPUを搭載。メインメモリーは3GB、内蔵ストレージは32GB。ファイルサイズの大きいハイレゾ音源を楽しむために必須となるmicroSDカードは最大128GBまでサポートしている。バッテリー容量は3,000mAh。auが4G LTEスマートフォン向けに提供するキャリアアグリケーションやWiMAX2+といった新しい高速通信技術にも対応する。
昨年秋に発売されたフラグシップ「Xperia Z1」で注目されたカメラ機能は健在。新たに4K動画撮影にも対応した、20.7Mの高画質カメラを搭載し、Androidスマートフォンとして初めてMHL3.0に対応したことで、同規格をサポートする“4Kブラビア”の最新モデルにつなげば、大画面で4K動画再生が楽しめる。「タイムシフトビデオ」「背景ぼかし」など新たなカメラアプリも追加された。
ディスプレイサイズはXperia Z2よりもやや小さい。約5.0インチのフルHDディスプレイには、ソニー独自の「トリルミナスディスプレイ for mobile」広色域再現技術が採用された。またXperia Z2/ZL2の世代から新しいバックライトシステムの「Live Color LED」を搭載。青色のLEDチップに赤と緑の蛍光体を組み合わせて、色彩をより鮮やかに、かつ自然に再現できるようになった。
カラーバリエーションはテーマカラーのターコイズのほか、ホワイトとブラックの3色で展開。ダブルインモールド加工により、半透明のバックパネルの前後から加色し、Xperiaのロゴが浮かび上がるような立体的なデザインに仕上げている。
■ハイレゾ再生は最大192kHz/24bitまでのWAV/FLAC再生に対応
これまでハイレゾ再生対応を謳ったいくつかのスマートフォンが発売されてきたが、Xperia ZL2とXperia Z2の場合は、本体にプリインされているミュージックプレーヤーアプリ「WALKMAN」でデコードした最大192kHz/24bitまでのWAV/FLACファイルを、USBからデジタル出力し、USB-DACやDAC内蔵アンプなど外部機器を使って再生する。本体イヤホン端子からのハイレゾ出力には対応していない。
今回は5月下旬発売予定のau版Xperiaフラグシップモデルで「Xperia ZL2/SOL25」の評価機で、特に“ハイレゾ再生”をピックアップして実力を検証したい
■Xpeira Z2とデザイン違いのフラグシップ
ドコモから発売される「Xperia Z2」は、名称や外観デザインなどグローバルモデルがベースになっているのに対して、auから発売される「Xperia ZL2」は、基本性能や機能はXperia Z2と同様だが、オリジナルのデザインとカラーで展開される。製品の詳細についてはPhile-webニュースで紹介されている通りだが(関連ニュース)、仕様の要点について軽くおさらいしておこう。
OSはAndroid 4.4で、2.3GHzのクアッドコアCPUを搭載。メインメモリーは3GB、内蔵ストレージは32GB。ファイルサイズの大きいハイレゾ音源を楽しむために必須となるmicroSDカードは最大128GBまでサポートしている。バッテリー容量は3,000mAh。auが4G LTEスマートフォン向けに提供するキャリアアグリケーションやWiMAX2+といった新しい高速通信技術にも対応する。
昨年秋に発売されたフラグシップ「Xperia Z1」で注目されたカメラ機能は健在。新たに4K動画撮影にも対応した、20.7Mの高画質カメラを搭載し、Androidスマートフォンとして初めてMHL3.0に対応したことで、同規格をサポートする“4Kブラビア”の最新モデルにつなげば、大画面で4K動画再生が楽しめる。「タイムシフトビデオ」「背景ぼかし」など新たなカメラアプリも追加された。
ディスプレイサイズはXperia Z2よりもやや小さい。約5.0インチのフルHDディスプレイには、ソニー独自の「トリルミナスディスプレイ for mobile」広色域再現技術が採用された。またXperia Z2/ZL2の世代から新しいバックライトシステムの「Live Color LED」を搭載。青色のLEDチップに赤と緑の蛍光体を組み合わせて、色彩をより鮮やかに、かつ自然に再現できるようになった。
カラーバリエーションはテーマカラーのターコイズのほか、ホワイトとブラックの3色で展開。ダブルインモールド加工により、半透明のバックパネルの前後から加色し、Xperiaのロゴが浮かび上がるような立体的なデザインに仕上げている。
■ハイレゾ再生は最大192kHz/24bitまでのWAV/FLAC再生に対応
これまでハイレゾ再生対応を謳ったいくつかのスマートフォンが発売されてきたが、Xperia ZL2とXperia Z2の場合は、本体にプリインされているミュージックプレーヤーアプリ「WALKMAN」でデコードした最大192kHz/24bitまでのWAV/FLACファイルを、USBからデジタル出力し、USB-DACやDAC内蔵アンプなど外部機器を使って再生する。本体イヤホン端子からのハイレゾ出力には対応していない。