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サラウンドでゲームはもっと楽しくなる

PS4にベストマッチ! ソニーの5.1chシアターシステム「HT-IV300」でゲーム三昧

公開日 2014/05/21 11:00 折原一也
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部屋の環境に応じて自由な設置が可能

ゲームに没入してプレイする空間は個室やPCデスク、あるいはリビングなど人によって様々だ。本機のスピーカーは六角形の形状を利用し、30度単位で上下の向きを調整したり壁に固定したりと、様々な設置シチュエーションを想定した設計になっている。

実際に設置してみると、通常の正面を向けたセッティングはもちろん、六角形の1段分(30度)を上に向けると、違和感なく高さ方向の再現性が向上。独特の形状を活かした設置の自由さが大活躍する。

スピーカーは部屋の環境に合わせて様々な置き方が可能となっている

フロントにしかスピーカーを置けない場合、写真のように2つ重ねて使うことも可能だ

ちなみに、HT-IV300ではマイクによる自動音場補正機能は搭載しておらず、スピーカーの距離設定も手動となっている。スピーカーセッティングは、一般的な5.1ch配置となる「スタンダード」のほか、センターレスの「4.1ch」「オールフロント」を選択でき、スペースに応じて設置場所の自由度が確保されている。

通常の5.1ch配置のほか、すべてフロントに置いてバーチャルサラウンド再生したりなど、様々な設置方法が可能となっている

リアル5.1chでは常にベストの設置位置を確保することは難しいので、実際の設置で試行錯誤し、ベストのセッティングを探ってみてほしい。特にサラウンド方向は、位置や高さが少々ズレても、バーチャルサラウンドでは得られにくい音の実体感が得られることもあり、意外と設置の許容範囲が広い事が分かるはずだ。HT-IV300は全chのスピーカーが基本的に同一ユニットで設計されているため、上手く音がつながる位置が見つかった時の再現性能はハイレベルだ。

ゲームのサウンドエンジニアの意見を採り入れて開発

HT-IV300ではサウンドフィールドの設計も、ゲーマー向けのセッティングがなされている。サウンドフィールドを「ClearAudio+」にしておくと、入力された音声に応じて自動的にモードが切り替わる。実際に、PS4にHDMI入力を切り替えると、「ゲームモード」へ自動的に切り替わった。

本機のリモコン。「ClearAudio+」を選んでおくと、PS4接続時に自動的に「ゲームモード」に切り替わる

テレビにメニューを表示し、様々な設定や操作を行う事が可能だ

HT-IV300のゲームモードは、PS4の開発段階からゲームソフト開発に携わっているサウンドエンジニアのもとへ持ち込まれ、フィードバックとして得られた「空間の奥行き」と「位置関係の定位」をクリアに再現するためチューニングが施された。よりシビアなプレイヤー向けには、「画音同期調整」の機能により、0〜300msまで25ms刻みで映像と音のズレを補正する機能まで用意されているから、ハードコアなゲーマーでも安心だ。

5.1chサラウンドの本流である映画視聴はもちろん、音楽ライブを聴くのにぴったりな「デジタルミュージックアリーナモード」、サッカーの実況・解説を消して試合内容に没頭できる「サッカーモード」、夜間でボリュームを下げた状態でもセリフの明瞭さを確保し、5.1chを再現する「ナイトモード」と機能も満載だ。

では、HT-IV300でPS4のゲームをプレイすると、臨場感がどれほど高まるのか。実際にプレイして体験してみた。

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