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【特別企画】連続レビュー第2弾

ソニーの万能コンポ「MAP-S1」レビュー(後編) CD資産も最新ハイレゾも高音質再生!

公開日 2014/06/09 10:26 鴻池賢三
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CDをハイレゾ相当にする独自技術「DSEE HX」

「MAP-S1」でまず注目したいのは、その充実した機能だ。PCを直接接続できるUSB−DAC機能、DLNAに対応したネットワークプレーヤー機能、iOSデバイスの音楽をスマートに再生できるAirPlay機能、Android端末を含めて幅広いスマホやタブレットの音楽を手軽に再生できるBluetooth接続機能、インターネットラジオ機能、USBメモリの直接再生、ハイレゾ対応ウォークマンを接続しての再生など、現在考えられる、ありとあらゆる音源に対応している。

そして何と言っても嬉しいのが、慣れ親しんだCDの再生機能で、さらに、ソニーの最新高音質化技術「DSEE HX」が働き、「ハイレゾ」相当にアップグレードして再生してくれる。これなら膨大なCDライブラリも再び活躍しそうだ。

「DSEE HX」はCD品位の音源をハイレゾ相当に拡張するソニー独自の技術だ

時代の流れと技術の進化に沿って、コンパクトなワンボディにハイファイの音質性能と最新機能を凝縮した「MAP-S1」。かつてのオーディオ少年の新しいメインシステムとして、また、現在もフルサイズのハイファイを楽しむオーディオマニアのサブシステムとしても、注目すべきモデルなのだ。

「MAP-S1」には好みのスピーカーを組み合わせることができるが、「MAP-S1」の持てる性能を最大限に引き出すなら、ソニーが推奨する「SS-HW1」が良いだろう。「MAP-S1」のグレードに見合った美しいピアノフィニッシュの外観と、基礎能力が高くさらに最適にチューニングされた音質が、相乗効果を生み出す。

ピアノフィニッシュの外観を確かめる鴻池氏


MAP-S1とSS-HW1を組み合わせた場合の想定売価は13万円前後となる
さて、「MAP-S1」は多彩な最新機能に目が行きがちだが、音質へのこだわりと丹念な作り込みは、ワンボディのコンポスタイルからは想像できないレベルに達している。かつてCDを聴き込んだオーディオ少年の視点で、入り口から出口まで順を追ってチェックして行こう。

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