【特別企画】炭山アキラが実力に迫る
注目インシュレーター「Wind Bell」待望の大型機器用モデル「WB-60」登場
公開日 2014/06/12 12:02
炭山アキラ
| ■待望の耐荷重80kgモデルが登場 |
第1号機は4個で耐荷重30kgの「WB-30」だったが、このたび耐荷重80kgの「WB-60」が登場してきた（関連ニュース）。以前にWB-30を複数用意してJBLの大型スピーカーを支えての試聴を行ったように、WB-30だけでもウィンドベルの効果を十二分に体感できたが、より耐荷重の大きいモデルの登場によって、さらに使い勝手が増したと言えるだろう。
今回の新モデル「WB-60」（左）と第一弾モデル「WB-30」（右）。耐荷重が30kgから80kgへと増え、より大型機器にも使えるようになった
本誌試聴室のレファレンス・スピーカーは「TAD-E1」で、重量が54kgだからちょうどよい。早速試してみることとした次第だ。
「TAD-E1」との組み合わせで効果をテスト
まず、ウインドベルを挟む前に一通り音楽を聴く。本誌試聴室のレファレンス機器はアキュフェーズのセパレート・デジタルプレーヤー「DP-900」「DC-901」とセパレートアンプ「C-3800」「P-6100」、そして「TAD-E1」スピーカーという「純国産」の構成となる。
今回の取材にレファレンス機器として使用したアキュフェーズのセパレートプレーヤー「DP-900」（左）と「DC-901」（右）
アンプは同じくアキュフェーズの「C-3800」（左）と「P-6100」（右）を使用
このセットで聴く音楽は猛烈なレンジの広さと雄大な伸びやかさ、轟然たる巌のような実在感、そして微に入り細を穿つ解像度を持ち、芸術の馥郁たる香気、細かなヒダの一筋まで描き切るような表現だが、そういう"オーディオ的"な印象を微塵も感じさせず、「ただそこに音楽のみがある」という圧倒的な自然さをも漂わせている。日本のオーディオ機器も本当に素晴らしい音楽を奏でるようになったなぁ、と改めて感動を禁じ得ない"音楽の力"を堪能させてくれた。
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