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【特別企画】リケーブルで音質カスタマイズ

「リケーブル」の効果を検証 − Beat Audio/ALO audioの注目モデルでテスト

公開日 2014/07/08 10:40 記事構成:ファイル・ウェブ編集部/レビュー執筆:高橋敦
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ヘッドホン/イヤホンファンの間で最近注目を集めている手法の1つに「リケーブル」がある。当サイトの人気連載「高橋敦のオーディオ絶対領域」にて、「第90回:リケーブル徹底解説!」と題し、評論家・高橋敦氏がリケーブルのあれこれについて徹底解説した記事も多くのアクセスを集めた。

同記事から抜粋すると、リケーブルとは「ヘッドホン/イヤホン製品に元々付属しているケーブルを取り外し、代わりに他のケーブルを付ける作業、それによって音質の調整を行う手法」である。今回はそんな注目の“リケーブル界隈”から、イヤホン向けのリケーブル製品を展開している「Beat Audio」と「ALO audio」の2ブランドをフィーチャーしたい。



そもそも、ヘッドホン/イヤホンのリケーブルがなぜ注目されているのか。改めて先の記事から内容を抜粋して簡単にご紹介すると、ヘッドホン/イヤホンのリケーブルは元々、特にプロユースにおけるケーブル断線時の修理のしやすさを高めることが主な目的だった。一方でケーブルを交換することによってヘッドホン/イヤホンの音質を変えることができるため、昨今はヘッドホン/イヤホンファンからの注目も集まっているのだ。実際のリケーブル製品の種類や製品選びのポイントについてなどの詳細は、ぜひ以下の解説記事をご覧頂きたい。

リケーブルって何?
リケーブルすると何がよくなるの?
製品選びのポイント:音質編
製品選びのポイント:使い勝手
製品選びのポイント:端子(プラグ)の種類
製品選びのポイント:バランス接続・駆動
(「高橋敦のオーディオ絶対領域」第90回:リケーブル徹底解説!より)

リケーブルは、その注目度の高まりにあわせて製品の種類も様々に増えてきている。今回の記事では、中でもShure製品などに採用される「MMCX端子」に対応する高品位なイヤホン用リケーブル製品を手がける「Beat Audio」と「ALO audio」の2ブランドにフォーカス。高橋敦氏が普段使っているイヤホン Shure「SE846」をリケーブルし、各製品の音質傾向をレビューする。

高橋敦が普段使いのSE846をリケーブル!

試聴中の高橋敦

プレーヤーにはAstell&Kern「AK120II」とソニー「ZX1」を使用。まずは、イヤホンリケーブル製品に注力しているブランド Beat Audioの「Supernova」「Vermilion」「Silver Sonic MKV」から見ていこう。

プレーヤーには「AK120II(左)」と「ZX1(右)」を使用

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