使い勝手やセットアップの流れを山本敦が検証
本当はかんたんなAVアンプのセットアップ ー デノン「AVR-X2100W/1100W」で検証
■AVアンプをスマホやタブレットから操作できるアプリ「DENON Remote App」
X2100W/X1100Wの2機種は、デノン・オリジナルのDLNA対応リモコンアプリ「Denon Remote App」によるネットワーク経由の操作にも対応している。アプリ自体はiPhone/iPad対応のiOS版とAndroid版が無料ダウンロードできる。
このアプリの便利なところは、ホームネットワークに接続したスマートフォンやタブレットをリモコン代わりに、アンプで再生ができる様々な音楽ソースを切り替えたり、音楽の再生操作が行えること。インターフェースはタッチ操作のレスポンスが機敏で、アイコンの配置などレイアウトもシンプルなので使い勝手が良い。
メインメニューにずらりと並ぶ再生ソースのアイコンから、例えば「iPod Player」を選べばiPhoneやiPad、iPod touchに保存されている音楽をAirPlayでワイヤレス再生して、アンプとスピーカーを使って高音質に聴くことができる。「メディアサーバー」からは、ホームネットワーク上につながっているNASなどのDLNAサーバーに保存された音楽ファイルを選んで再生ができる。プレーヤー画面には再生している楽曲のカバーアートやファイル形式などの楽曲情報や、シークバー、ボリュームコントロールなど操作インターフェースも整然と並べられている。インターネットラジオのチューナーもアプリからコントロールが可能だ。
さらに今回のモデルからはBluetoothによるワイヤレス音楽再生にも対応した。本体のリモコンから「Bluetooth」のボタンを選択すると機器のペアリングモードが起動。iPhoneのBluetooth設定から、ペアリング機器にデノンのAVアンプを選択すれば接続は完了。iPhoneなどスマートフォンに保存した音楽をワイヤレスで飛ばして再生できるようになる。
なお、1台のアンプには最大8台までの機器をペアリングしておくことが可能。ネットワーク経由で利用するAirPlayよりも、機器どうしをペアリングしてすぐに楽しめるのがBluetoothならではの利点だ。それぞれの良さを活かしながら上手に使いこなしたい。
■エコモードで省エネにも配慮したAVアンプ
AVアンプは使用時の消費電力が大きそうというイメージから導入をためらってしまうケースがあるかもしれない。X2100W/X1100Wの2機種では、コンテンツ視聴時に不要な電力を節約できる「エコモード」が新設された。
モードを「オン」にすると消費電力を常時カット、「オート」を選択すれば再生される音量に合わせて自動で賢く省電力のステータスを調節することもできる。電力セーブ中の状態は画面上にメーターで表示することもできるので、省エネを実践している手応えも十分に得られて嬉しい。
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AVアンプは今や本格BDシアターを楽しむだけのものではない。スマートフォンやタブレットで楽しむ音楽をより上質なものにグレードアップできるアクセサリーとしてもAVアンプを捉えるなら、従来は面倒に感じられていたセットアップがこれだけ簡単にできるようになったいま、これを活用しない手はないだろう。今後はAVアンプの購入を検討する段階でセットアップ周辺機能の使いやすさもじっくりと検討して選びたい。その際には今回紹介したデノン新製品の先進的なアシスタント機能が、ひとつの評価のバロメーターになるはずだ。
X2100W/X1100Wの2機種は、デノン・オリジナルのDLNA対応リモコンアプリ「Denon Remote App」によるネットワーク経由の操作にも対応している。アプリ自体はiPhone/iPad対応のiOS版とAndroid版が無料ダウンロードできる。
このアプリの便利なところは、ホームネットワークに接続したスマートフォンやタブレットをリモコン代わりに、アンプで再生ができる様々な音楽ソースを切り替えたり、音楽の再生操作が行えること。インターフェースはタッチ操作のレスポンスが機敏で、アイコンの配置などレイアウトもシンプルなので使い勝手が良い。
メインメニューにずらりと並ぶ再生ソースのアイコンから、例えば「iPod Player」を選べばiPhoneやiPad、iPod touchに保存されている音楽をAirPlayでワイヤレス再生して、アンプとスピーカーを使って高音質に聴くことができる。「メディアサーバー」からは、ホームネットワーク上につながっているNASなどのDLNAサーバーに保存された音楽ファイルを選んで再生ができる。プレーヤー画面には再生している楽曲のカバーアートやファイル形式などの楽曲情報や、シークバー、ボリュームコントロールなど操作インターフェースも整然と並べられている。インターネットラジオのチューナーもアプリからコントロールが可能だ。
さらに今回のモデルからはBluetoothによるワイヤレス音楽再生にも対応した。本体のリモコンから「Bluetooth」のボタンを選択すると機器のペアリングモードが起動。iPhoneのBluetooth設定から、ペアリング機器にデノンのAVアンプを選択すれば接続は完了。iPhoneなどスマートフォンに保存した音楽をワイヤレスで飛ばして再生できるようになる。
なお、1台のアンプには最大8台までの機器をペアリングしておくことが可能。ネットワーク経由で利用するAirPlayよりも、機器どうしをペアリングしてすぐに楽しめるのがBluetoothならではの利点だ。それぞれの良さを活かしながら上手に使いこなしたい。
■エコモードで省エネにも配慮したAVアンプ
AVアンプは使用時の消費電力が大きそうというイメージから導入をためらってしまうケースがあるかもしれない。X2100W/X1100Wの2機種では、コンテンツ視聴時に不要な電力を節約できる「エコモード」が新設された。
モードを「オン」にすると消費電力を常時カット、「オート」を選択すれば再生される音量に合わせて自動で賢く省電力のステータスを調節することもできる。電力セーブ中の状態は画面上にメーターで表示することもできるので、省エネを実践している手応えも十分に得られて嬉しい。
AVアンプは今や本格BDシアターを楽しむだけのものではない。スマートフォンやタブレットで楽しむ音楽をより上質なものにグレードアップできるアクセサリーとしてもAVアンプを捉えるなら、従来は面倒に感じられていたセットアップがこれだけ簡単にできるようになったいま、これを活用しない手はないだろう。今後はAVアンプの購入を検討する段階でセットアップ周辺機能の使いやすさもじっくりと検討して選びたい。その際には今回紹介したデノン新製品の先進的なアシスタント機能が、ひとつの評価のバロメーターになるはずだ。