<山本敦のAV進化論>第23回
【レビュー】スマホ連携の音楽機能が大充実!スマートウォッチ“G-SHOCK”「GBA-400」を試す
音場設定は「インドア」「オープンエア」の2種類を設けて、それぞれライブ感の強弱が調整できる機能がユニークだ。設定次第で音楽の表情がダイナミックに変化する。イコライザー機能だけでもかなり遊べるだろう。
音楽再生のコントロールは時計本体のボタンを使ってスマホに触ることなく行える。本体左下のモードボタンが楽曲の再生・停止ボタンに割り当てられているほか、右側面のロータリースイッチを回してボリュームやイコライザーが設定できる。
■音楽検索機能はどれほど“使える”のか?
もう一つ「G'MIX App」の大きなハイライトになる機能が音楽検索だ。周囲に流れている音楽をスマホのマイクで拾い、データベースから該当する楽曲情報を自動で取得するという機能。時計から音楽検索を起動させる連携操作にも対応した。音楽検索システムには「SoundHound」が採用されている。
検索機能を使う前にはスマホのマイク入力をONにして、インターネットに接続しておく。音楽検索は「G'MIX App」アプリをマルチタスクのバックグラウンドで起動させている状態や、スマホをスリープさせた状態でも利用できる。時計からの操作は、気になる楽曲が流れている時に本体左上の「Aボタン=ADJUST」を押すとすぐに検索が起動する。
まずは静かな自宅室内でiPhoneを音源に近接させた状態で試してみた。歌つきの楽曲では、前奏の時点で検索を始めてしまうとやや精度が落ちるなど起動のタイミングに左右されることもあったが、概ね10〜15秒ぐらいで意中の検索結果がヒットした。
クラシックの楽曲は演奏者などの情報で誤差が生じることもあるが、曲名を調べるだけなら十分に正しい結果が得られる。一方、ラジオ番組で楽曲にDJのトークが被ってくるような場合は検索に失敗して「*FAILED」と表示されてしまうことが増える。
アプリの画面には曲名とアルバム、アーティスト名が表示されるほか、iTunes Storeで取り扱いのある曲はストアへのリンクボタンも表れる。