[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域
【第110回】高橋敦が選ぶ「ポタフェス2014冬」“超”個人的ベスト5!
【第4位】Astell&Kern「AK100MKII」新色登場
いまさら!? 感は拭えないのだが、だからこそ喜ばしいのがこのニュース。AK100MKIIは忘れられていなかった!
もちろんいまとなっては古びたところもあるモデルだが、その絶妙のサイズ感を僕はいまでも気に入っている。いつかこのサイズ感のままメジャーアップデート「AK100MKIII」が出てくれるとすごく嬉しい。いっそタッチパネルじゃなくして、ボリュームダイヤルを巧く切り替えてスクロールダイヤルとしても使う、フィジカルなインターフェースにするとかいかがでしょう…。
【番外編】ハービーさんマジゴッド!
そのAstell & Kernの大スペースには、同社とユニバーサルモデルについて独占協業することになったというJH Audioのそのコラボレーションモデル「Layla」と「Angie」も大々的に、というかむしろそちらがメインな勢いで展示されていた。カスタムイヤーモニターという世界を生み出し、現在はJH Audioで活躍するジェリー・ハービー氏自ら、来場者に丁寧に応対していた姿が印象的だ。神対応!
【第3位】YAXIのイヤーパッドが好調っぽい
僕的にストライクというか、その登場時に「これは!」と注目せざるを得なかったアイテム、YAXI「STPAD-DX」。モニターヘッドホンの事実上の国内業界標準機、Sony「MDR-CD900ST」用のリプレイスメントイヤーパッドだ(詳細はこちら)。
900STは薄っぺらいイヤーパッドのぺたんとした装着感も逆に持ち味な気もするが、まあでも普通に考えれば装着感がよい部類ではない。そこを解消してくれるのが低反発ウレタン+プロテインレザーのこのイヤーパッドだったわけだが…。好評なのか、カラバリや別モデル用が続々登場!
▼STPAD-DX-R&B
まず900ST用のカラバリ「R&B」は、リズム&ブルースではなくてレッド&ブルーだ。オーディオにおいてステレオの左右のRはRedだからなのかレッドで表されることが多い。900STもヘッドバンド付け根の右側に「R」の赤バッジを付けて、左右の視認性を高めている。しかしこの「R&B」はそこにさらに上乗せ!視認性完璧!右はレッド、左はブルーのイヤーパッドを一組として販売!実用的にもルックス的にもいける!
▼for Sennheiser HD25-1II
そして参考出品のSennheiser「HD25-1II」用。HD25もアップデートされながら長らく続いている名機だ。しかし装着感には癖があり、苦手な方もいらっしゃるかと思う。それ用に製作されたこちらは同じく低反発ウレタン+プロテインレザーに加えて、より立体的に縫製(成形)されており、ちょっと試した感じではその装着感は確かに快適。実際に長時間装着してみないことには真価は判断できないが、900ST用の好評ぶりからして、期待してよいのではないかと思う。
次ページ第2位、さすがに触れざるを得ない。ハイレゾプレーヤーあれこれ