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[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域

【第113回】プロフェッショナル“試聴”の流儀〜オーディオライター 高橋敦

公開日 2015/01/30 12:17 高橋敦
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今回は、当連載担当ライター 高橋敦の“オーディオライターとしての姿”そのものに迫る特別編。オーディオライターは普段どのように「試聴」を行っているのか? プロライターの仕事スタイルを通して見えてきた「オーディオ試聴時のコツ」とは? 「プロフェッショナル“試聴”の流儀 オーディオライター 高橋敦」をお届けします。


(※以下全文、高橋敦自身によるテキストです)

■オーディオライターの朝は遅い

オーディオライター 高橋敦の朝は遅い。午後イチ時間指定で配送してもらった今日試聴するアイテムが届く、その直前にやっと起きることも珍しくないという。高橋は言う。

「耳は繊細です。十分に休ませなくては…」


疑問が浮かぶ。早く寝て早く起きればよいのではないか?

「深夜ラジオは深夜ラジオなので深夜に放送されます。だから、おやすまない」

■イヤーピースを…合わせろ

午後、イヤホンが配送されてきた。イヤホンやヘッドホンの試聴取材は自宅への配送という形も少なくないという。今回はそのイヤホン試聴に密着した。

「配送が時間帯指定されていないと厄介です。別のイヤホンやヘッドホンの試聴中だとドアブザーに気付けません。でもいつ来るかわからない配送を待ち続けて他の試聴を遅らせるわけにもいきませんし…」

高橋は慣れた手つきで梱包を解いていく。

「自宅での取材にせよ外での取材にせよ、イヤホン取材での不安材料はイヤーピースなのですが…」

パッケージ未完成の製品は本体だけをプチプチに包んだだけの状態で送られてくることも少なくない

梱包を開けた高橋の表情が曇った。

イヤーピースが……ない。

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