Macが“テレビ不毛の地”を返上?
【レビュー】 Mac用テレビ視聴ソフトの真打ち登場、「StationTVLink」を試す
StationTV Linkの導入はかんたん。ピクセラのWEBサイトからDMGファイルをダウンロードし、オンラインショップで購入したシリアルキーを入力するだけでいい。シリアルキーなしでも5分間の体験版として利用可能だ。
動作環境はOS X 10.9(Mavericks)以降、対象ハードウェアは2011年以降発売のMacBook Air/MacBook Pro/iMac/Mac mini、および2013年以降発売のMac Pro。CPUはIntel Core iシリーズまたは同等以上、メモリは2GB以上が推奨される。
ディスプレイはノート型および一体型(iMac)内蔵のもののほか、Mini Displayport/Thunderbolt (2)/HDMI経由での出力がサポートされる。なお、DTCP-IPライセンス認証がオンラインで実行される仕様上、使用開始時にはインターネット接続環境が必須だ。
StationTV Linkのセットアップは特に必要なし、ビデオレコーダーと同じ有線/無線LANに接続するだけ。あとはビデオレコーダー(DLNAサーバ)が自動検出され、そこで公開されているコンテンツが一覧表示される。あとは見たい番組をダブルクリックすれば再生が始まり、ディスプレイに現れたコントローラで再生/停止を操作できる。番組タイトルや録画日付、放送局名などで並べ替えできるほか、「スポーツ」や「ドラマ」といったジャンルで絞り込むことも可能だ。
受信できるコンテンツはMPEG2-VideoとH.264/AVC(いずれもコンテナはMPEG2-TS)、録画済番組と生の放送波(ライブコンテンツ)を視聴できる。地上波やBS/CSなど放送波の種類による制限はなく、ビデオレコーダー側に搭載されているチューナー次第だ。音声多重放送に対応、主/副音声の切り替えに対応しているので、スポーツ中継や二カ国語放送も無理なく楽しめる。ただし、3Dコンテンツおよびデータ放送の再生には対応しない。