白河のマランツ拠点を前後編でレポート
純国産だから可能なモノづくり。マランツ「AV8802A」製造工場に行く【レポート後編】
■マシンと手作業のコンビネーションで基板が完成
マシンを使って部品の装着や半田付けが行われた各種基板は、次の「PCB」と呼ばれる工程へと送られる。ここでは、マシンでは行うことができない部品の装着や半田付けを、スタッフが手作業で行っていく。
ちなみにこの工程において、メインのオーディオ/ビデオ基板を例に取ると、追加される部品は60点に及ぶとのこと。従来ではこれら部品を15人に及ぶスタッフが流れ作業で装着していたのだが、部品によって形状や装着方法もまちまちなので、けっして効率的とは言えなかった。そこで現在では、1人のスタッフが60点全てのパーツを手作業で組み込んでいる。当然、60点もの部品の装着箇所を個人が記憶して装着していくのは困難なのだが、独自のガイドシステムがそれを可能にしているのだという。
さらに完成した基板の全数が、部品の装着や半田付けが正確に行われているかが人間の目で入念にチェックされる。その上で、細部の修正など仕上げが行われる。その後、基板が正常に作動するか実際に通電して電気的なテストも行われる。
マシンを使って部品の装着や半田付けが行われた各種基板は、次の「PCB」と呼ばれる工程へと送られる。ここでは、マシンでは行うことができない部品の装着や半田付けを、スタッフが手作業で行っていく。
ちなみにこの工程において、メインのオーディオ/ビデオ基板を例に取ると、追加される部品は60点に及ぶとのこと。従来ではこれら部品を15人に及ぶスタッフが流れ作業で装着していたのだが、部品によって形状や装着方法もまちまちなので、けっして効率的とは言えなかった。そこで現在では、1人のスタッフが60点全てのパーツを手作業で組み込んでいる。当然、60点もの部品の装着箇所を個人が記憶して装着していくのは困難なのだが、独自のガイドシステムがそれを可能にしているのだという。
さらに完成した基板の全数が、部品の装着や半田付けが正確に行われているかが人間の目で入念にチェックされる。その上で、細部の修正など仕上げが行われる。その後、基板が正常に作動するか実際に通電して電気的なテストも行われる。