プレイリスト再生や設定変更の手順も紹介
【動画あり】LUMINネットワークプレーヤー専用アプリ「LUMIN App」の一歩進んだ操作性を検証
■再生画面
再生画面は、「再生中の音源の情報」と「各種操作ボタン」から構築されている。
再生中の音源について、曲名・アーティスト・アルバムに加え、スペックを含むフォーマットまで表示されている。画面左上のアルバムアートをタップすれば、iPadの解像度を最大限に生かして全画面に表示される。ここからさらに画像を拡大することもできる。
各種操作ボタンは再生・停止・スキップに加えてシャッフル&ランダム再生など、必要なものは一通りそろっている。前後へのスキップだけでなく、プレイリスト内の曲を直接タップして再生することもできる。早送り・巻き戻し・シークと音量調整は操作にワンクッション置かれ、誤操作を防ぐ工夫がされている(音量調整はLUMINのプレーヤー内蔵のデジタルボリュームとなる)。
操作に対する反応はすこぶる良く、ストレスを覚えることはまずないだろう。
■各種設定の変更
音楽を聴くという最大の目的において、LUMIN Appは極めて洗練された操作性を実現している。それと同時に、豊富な設定項目が設けられていることも特徴である。
これがLUMIN Appの設定画面。一画面に表示しきれないほどの項目が並ぶ。使用するプレーヤーとサーバー(Music Library)の選択もここから行う。
まず、アプリそのものの設定。プレイリスト周りの挙動や、ブラウズ領域の表示方法、デザインをユーザーの好みに応じて変更できる。アプリを作るメーカーが良かれと思って動作を設計しても、実際にユーザーがどう感じるかはわからない。そのため、ユーザー側で選択できる余地があるのは褒められてしかるべきだろう。
ちなみに「Theme」を「Dark」から「Light」に変えるとこんな具合である。
また、最近のバージョンアップにより、日本語表記に対応した。設定→「About」→「Language」から選択できる。
LUMINプレーヤー本体の設定もアプリから行うことができる。
電源のオンオフから本体の挙動設定といった項目が並ぶ。
個々の項目の詳細については省略するが、ここで特に注目してもらいたいのは「Analog Audio Output Level」。これを「Low」にするとアナログ出力レベルが3db下がる。これはもともとハイゲインアンプと組み合わせる際などに有用な機能だが、「Low」では「Normal」に比べて暖かみのある音となる。アンプやスピーカーに負担を掛けずにアナログレコードのような雰囲気を味わえるため、好みに応じて積極的に活用することも可能だ。
「Re-Sampling」を「Custom」にすると、プレーヤー側で行う再サンプリングの設定が可能となる。
再生する音源のサンプリングレートに応じて、それぞれ変換設定ができる。96kHz までの音源はDSDに変換も可能だ。出力bit 数もネイティブ・16bit・24bit から選択できる。
一例として、44.1kHz/16bitをDSDに変換して再生している様子。音源の情報表示でもDSDへの変換が示される。該当するスペックの音源を再生中に変換の設定を変えた場合、再度再生が頭から始まる。動作に不安定な部分はない。
なお、LUMINのプレーヤーはDSDを含めてデジタル出力することができ、なおかつプレーヤー側でDSDをPCMに変換することもできる。これを利用して、LUMINのプレーヤーをトランスポートとして使い、PCMにしか対応しないDACと組み合わせるということも考えられる。
まとめ
LUMIN Appは快適に音楽を聴くための心配りが随所に感じられる、まさに「痒い所に手が届く」素晴らしいコントロールアプリである。ブラウズ・プレイリスト・再生画面の三要素は徹底的に磨き上げられ、速度・安定性ともに極めて優秀。さらに、それらの要素が一画面に効率よく同居し、音楽再生の一連の流れが極めてスムーズに行える。設定面でも、アプリのデザインや挙動にユーザーの好みを反映できるだけでなく、プレーヤー本体の各種設定までアプリ内で完結できる。
ネットオーディオの興隆により数多のコントロールアプリが存在する中で、LUMIN Appの完成度の高さは群を抜いている。汎用ではなくLUMIN専用アプリであることも、動作速度や安定性に大きく寄与しているのだろう。LUMINのプレーヤーとLUMIN Appは、ネットオーディオの真価たる「快適な音楽再生」を最高の形で実現する組み合わせだと言える。
再生画面は、「再生中の音源の情報」と「各種操作ボタン」から構築されている。
再生中の音源について、曲名・アーティスト・アルバムに加え、スペックを含むフォーマットまで表示されている。画面左上のアルバムアートをタップすれば、iPadの解像度を最大限に生かして全画面に表示される。ここからさらに画像を拡大することもできる。
各種操作ボタンは再生・停止・スキップに加えてシャッフル&ランダム再生など、必要なものは一通りそろっている。前後へのスキップだけでなく、プレイリスト内の曲を直接タップして再生することもできる。早送り・巻き戻し・シークと音量調整は操作にワンクッション置かれ、誤操作を防ぐ工夫がされている(音量調整はLUMINのプレーヤー内蔵のデジタルボリュームとなる)。
操作に対する反応はすこぶる良く、ストレスを覚えることはまずないだろう。
■各種設定の変更
音楽を聴くという最大の目的において、LUMIN Appは極めて洗練された操作性を実現している。それと同時に、豊富な設定項目が設けられていることも特徴である。
これがLUMIN Appの設定画面。一画面に表示しきれないほどの項目が並ぶ。使用するプレーヤーとサーバー(Music Library)の選択もここから行う。
まず、アプリそのものの設定。プレイリスト周りの挙動や、ブラウズ領域の表示方法、デザインをユーザーの好みに応じて変更できる。アプリを作るメーカーが良かれと思って動作を設計しても、実際にユーザーがどう感じるかはわからない。そのため、ユーザー側で選択できる余地があるのは褒められてしかるべきだろう。
ちなみに「Theme」を「Dark」から「Light」に変えるとこんな具合である。
また、最近のバージョンアップにより、日本語表記に対応した。設定→「About」→「Language」から選択できる。
LUMINプレーヤー本体の設定もアプリから行うことができる。
電源のオンオフから本体の挙動設定といった項目が並ぶ。
個々の項目の詳細については省略するが、ここで特に注目してもらいたいのは「Analog Audio Output Level」。これを「Low」にするとアナログ出力レベルが3db下がる。これはもともとハイゲインアンプと組み合わせる際などに有用な機能だが、「Low」では「Normal」に比べて暖かみのある音となる。アンプやスピーカーに負担を掛けずにアナログレコードのような雰囲気を味わえるため、好みに応じて積極的に活用することも可能だ。
「Re-Sampling」を「Custom」にすると、プレーヤー側で行う再サンプリングの設定が可能となる。
再生する音源のサンプリングレートに応じて、それぞれ変換設定ができる。96kHz までの音源はDSDに変換も可能だ。出力bit 数もネイティブ・16bit・24bit から選択できる。
一例として、44.1kHz/16bitをDSDに変換して再生している様子。音源の情報表示でもDSDへの変換が示される。該当するスペックの音源を再生中に変換の設定を変えた場合、再度再生が頭から始まる。動作に不安定な部分はない。
なお、LUMINのプレーヤーはDSDを含めてデジタル出力することができ、なおかつプレーヤー側でDSDをPCMに変換することもできる。これを利用して、LUMINのプレーヤーをトランスポートとして使い、PCMにしか対応しないDACと組み合わせるということも考えられる。
まとめ
LUMIN Appは快適に音楽を聴くための心配りが随所に感じられる、まさに「痒い所に手が届く」素晴らしいコントロールアプリである。ブラウズ・プレイリスト・再生画面の三要素は徹底的に磨き上げられ、速度・安定性ともに極めて優秀。さらに、それらの要素が一画面に効率よく同居し、音楽再生の一連の流れが極めてスムーズに行える。設定面でも、アプリのデザインや挙動にユーザーの好みを反映できるだけでなく、プレーヤー本体の各種設定までアプリ内で完結できる。
ネットオーディオの興隆により数多のコントロールアプリが存在する中で、LUMIN Appの完成度の高さは群を抜いている。汎用ではなくLUMIN専用アプリであることも、動作速度や安定性に大きく寄与しているのだろう。LUMINのプレーヤーとLUMIN Appは、ネットオーディオの真価たる「快適な音楽再生」を最高の形で実現する組み合わせだと言える。