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約10万円のフルHD機でスマホ連携も

あの大ヒットプロジェクターがパワーアップ! エプソン「EH-TW5350」レビュー

公開日 2015/09/29 13:05 折原一也
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■Wi-Fi内蔵でPC/スマホからのミラーリング標準対応。Netflixも楽しめる

EH-TW5350で新たに対応したのがWi-Fiの内蔵で、特にインテルWiDi/Miracastへの対応は大きい。PCユーザーはインテルWiDi、スマートフォン(Android)のユーザーにはMiracastというキーワードに聞き覚えがあるかもしれないが、この2つはPC/スマホの画面をワイヤレスでそのままミラーリング表示する規格だ。EH-TW5350にはその機能が標準で内蔵されたのだ。

Wi-Fiを内蔵し、PC/スマホからのミラーリングに対応

Androidスマートフォンの場合、Android OS 4.2以降ならMiracastに標準対応する。今回はこのMiracastを利用し、手持ちの「Xperia Z3 Compact」と連携して使ってみることにした。

まずEH-TW5350の初期設定として、メニューから「ネットワーク」→「Screen Mirroring」を選び、機能を「オン」にしておく。ET-TW5350側の設定はこれだけで、後はスマートフォン側の「スクリーンミラーリング」機能からアクセスするだけだ。Xperia Z3 Compactでスクリーンミラーリングを選べば、自動的にEH-TW5350を発見し、すぐにスマホの画面がそのままEH-TW5350からスクリーンに投写される。初期設定さえ済んでいれば、スマホ側の操作だけで簡単に繋げる、まさにワンタッチでスマホとプロジェクターの連携が実現できるのだ。

プロジェクターでスマホの画面をダイレクトに飛ばせるようになって何ができるか。真っ先に考えつく用途が映像配信だ。試しに「Netflix」アプリで最新作『デアデビル』を視聴してみると、Miracastで画面をリアルタイムで飛ばしながらでも途切れることなく視聴に成功。ET-TW5350に内蔵するスピーカーから音声もちゃんと出力できた。

スマホからワイヤレスミラーリングするイメージ

今回ワイヤレスで飛ばしたNetflixの映像はHDクオリティだが、ET-TW5350を使って大画面でカジュアルに視聴するぶんには、クオリティは十分。マーヴェル原作のダークヒーローモノのドラマである『デアデビル』は、特に暗所シーンの多い作品だが、部屋の環境を間接照明のみに落とした場合でもET-TW5350の映像設定から「ブライトシネマ」でダイナミックに描写すれば、その画質ポテンシャルを引き出せる。また、ET-TW5350の新機能である「イメージ強調」は、デフォルトが「プリセット3」になっているが、こういったネット配信動画を観る場合は4〜5に引き上げても良い。

次ページ続いて、BDタイトルも視聴!折原一也のお薦め設定も

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