様々な入力系統や機能をテスト
ティアック「NT-503」レビュー。“Reference”に加わったネットオーディオ対応の多機能機
■多彩な入力と再生機能
NT-503は数多くの入力端子を持ち、多くのソースに対応することが特長だ。ネットワーク再生とUSB再生ではそれぞれ専用ソフトウェアが用意され、PCオーディオやネットワークオーディオの初心者でも、スムーズに再生が行えることを特筆しておきたい。ただ1つ注意して頂きたいのは、UD-503にはあったアナログライン入力を本機は備えていないこと。各再生方式で再生可能なソースはこちらで一覧できる。
出力系は、アナログRCAやフルバランス回路を経由するXLRバランス出力、6.3mmステレオ標準端子によるヘッドホン出力が装備されている。
■ネットワークやUSB、BTなど様々な経路で音質を確かめた
それでは、気になるNT-503の音を確認してみたい。多数の入力機能を持つ本機だが、今回はメインの再生機能であるネットワーク再生、パソコンからのUSB-DAC再生、Bluetooth再生を行い、スピーカーでの試聴とともにヘッドホンアンプ部の音質も確認した。
さらに、本機をパワーアンプと直結し、プリアンプ部の性能も試してみる。今回は編集部が用意してくれたアキュフェーズのプリアンプとパワーアンプ、スピーカーにはモニターオーディオの「GOLD 300」を組み合わせる。本機とパワーアンプはXLRバランスケーブルで接続した。
試聴する音源は、J-POP、アニソン、クラシック、ジャズなどジャンルを問わない旬の音源と私自身がリファレンスとしている音源を交互に再生。また、USB入力はDSD 11.2MHz、PCM 384kHz/32bitに対応しているので、今回は11.2MHz DSDに加え、俄然注目を浴びてきた32bit PCM音源も使用する。
■ネットワーク再生機能を試す
本機はNASやPC上のファイルを再生するDLNAネットワーク再生機能を備えている。専用操作ソフトである「TEAC HR Remote」は、iOS用に用意されているが、今回の試聴では正式版が間に合わなかったため、テストバージョンであるβ版をiPad上のエミュレーターを利用して使用した。したがって仕上がりについては、あくまでも暫定的なものであることをご了承頂きたい。NASにはアイ・オー・データの「RockDisk for Audio」を使った。
NT-503は数多くの入力端子を持ち、多くのソースに対応することが特長だ。ネットワーク再生とUSB再生ではそれぞれ専用ソフトウェアが用意され、PCオーディオやネットワークオーディオの初心者でも、スムーズに再生が行えることを特筆しておきたい。ただ1つ注意して頂きたいのは、UD-503にはあったアナログライン入力を本機は備えていないこと。各再生方式で再生可能なソースはこちらで一覧できる。
出力系は、アナログRCAやフルバランス回路を経由するXLRバランス出力、6.3mmステレオ標準端子によるヘッドホン出力が装備されている。
■ネットワークやUSB、BTなど様々な経路で音質を確かめた
それでは、気になるNT-503の音を確認してみたい。多数の入力機能を持つ本機だが、今回はメインの再生機能であるネットワーク再生、パソコンからのUSB-DAC再生、Bluetooth再生を行い、スピーカーでの試聴とともにヘッドホンアンプ部の音質も確認した。
さらに、本機をパワーアンプと直結し、プリアンプ部の性能も試してみる。今回は編集部が用意してくれたアキュフェーズのプリアンプとパワーアンプ、スピーカーにはモニターオーディオの「GOLD 300」を組み合わせる。本機とパワーアンプはXLRバランスケーブルで接続した。
試聴する音源は、J-POP、アニソン、クラシック、ジャズなどジャンルを問わない旬の音源と私自身がリファレンスとしている音源を交互に再生。また、USB入力はDSD 11.2MHz、PCM 384kHz/32bitに対応しているので、今回は11.2MHz DSDに加え、俄然注目を浴びてきた32bit PCM音源も使用する。
■ネットワーク再生機能を試す
本機はNASやPC上のファイルを再生するDLNAネットワーク再生機能を備えている。専用操作ソフトである「TEAC HR Remote」は、iOS用に用意されているが、今回の試聴では正式版が間に合わなかったため、テストバージョンであるβ版をiPad上のエミュレーターを利用して使用した。したがって仕上がりについては、あくまでも暫定的なものであることをご了承頂きたい。NASにはアイ・オー・データの「RockDisk for Audio」を使った。
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