【特別企画】ハイレゾ対応HDDオーディオプレーヤー
CDリッピング対応で使い勝手がさらに進化。ソニー「HAP-Z1ES」の最新アップデートを検証
■HAP-Z1ES本体へ、パソコンレスでCDリッピングが可能に
そして2015年11月24日には、ドラマティックなアップグレードが行われる。中でも注目したいのは、CDリッピング機能の追加だ。なんとパソコンなしで、HAP-Z1ESに外付けUSBディスクドライブを直接接続することで、本体HDDへのCDリッピングを行うことができるようになったのである。これは画期的な機能だ。
ソニーによれば「CDリッピングにはどんなソフトを使えばいいのか」「パソコンを使わないでCDリッピングする方法はないのか」といった問い合わせがユーザーから多かったことから、今回のアップグレードに踏み切ったとのだという。
組み合わせるUSBディスクドライブは、USBバスパワーを使わない、ACアダプターで動作するタイプが必要だ。また、HAP-Z1ESの背面端子にはUSB-A端子が1系統のみの搭載で、USB-HDDを増設している場合は、ディスクドライブと外付けHDDでこの端子を兼用する必要がある。そのようなときはディスクドライブ、外付けHDDで共通のUSB端子(今回の場合はUSB-B端子)を搭載したモデルを用意して、ケーブルを差し替えるだけというかたちにすると便利だろう。
■直感的な操作で迷うことなくCDリッピングを行える
嬉しいことに、このCDリッピング機能をいち早く体験することができた。CDは、愛聴盤のジョニ・ミッチェル『Mingus』だ。まずは、HAP-Z1ESと外付けディスクドライブをUSBケーブルで接続する。次にCDを入れると、フロントパネルのディスプレイに「CDから音楽コピー」が表示され、「WAV」か「FLAC」をジョグダイヤルで選べる。リッピングは「リトライあり(低速)」、「リトライなし(高速)」から選べる。クオリティを気にする方や、CDに傷が多い場合は、「リトライあり」がよいだろう。
HAP-Z1ESはオーディオCDに関するデータベースである「Gracenote」に対応しており、アルバムアートや曲名などの楽曲情報も、インターネット経由で自動取得してくれる。自動取得されたデータを使わずに、後からHDD Audio Remoteを使って自分で楽曲情報を入力することもできる。
最後に「ENTER」ボタンを押すと、CDの本体へのコピーが開始される。コピーが完了すると、さらに他のCDをコピーするか、終了するかを選択できる。文字で書くと面倒なように思われるかもしれないが、この操作は実に直感的で、誰でも迷わずできるだろう。たぶん、慣ればリッピング開始まで1分以内の操作だ。
CDリッピングの手順
リッピングにかかった時間だが、私の傷の少ないCDでは、「リトライ無し」なら3分以内で完了した。この時間は、実際にCDの再生時間、つまりデータ量で若干変わる。編集部が比較的傷が目立つCDを「リトライあり(低速)」でリッピングしたところ、かかった時間は10分から15分程度だったそうだ。これはディスクの状態により異なるだろう。
ちなみに、PCでCDをリッピングしたWAVファイルをHAP-Z1ESに転送する場合は、いわゆるTOCデータが付加されていない状態でGracenoteのデータ検索を行うため、WAVファイルと楽曲情報のマッチングには限界がある。一方でHAP-Z1ESにUSBディスクドライブを組みあわせてCDリッピングすると、TOCデータを元にしたGracenoteのデータ検索を行ってくれる。よって楽曲データと音楽情報のマッチング精度が各段に向上するという。
そして2015年11月24日には、ドラマティックなアップグレードが行われる。中でも注目したいのは、CDリッピング機能の追加だ。なんとパソコンなしで、HAP-Z1ESに外付けUSBディスクドライブを直接接続することで、本体HDDへのCDリッピングを行うことができるようになったのである。これは画期的な機能だ。
ソニーによれば「CDリッピングにはどんなソフトを使えばいいのか」「パソコンを使わないでCDリッピングする方法はないのか」といった問い合わせがユーザーから多かったことから、今回のアップグレードに踏み切ったとのだという。
組み合わせるUSBディスクドライブは、USBバスパワーを使わない、ACアダプターで動作するタイプが必要だ。また、HAP-Z1ESの背面端子にはUSB-A端子が1系統のみの搭載で、USB-HDDを増設している場合は、ディスクドライブと外付けHDDでこの端子を兼用する必要がある。そのようなときはディスクドライブ、外付けHDDで共通のUSB端子(今回の場合はUSB-B端子)を搭載したモデルを用意して、ケーブルを差し替えるだけというかたちにすると便利だろう。
■直感的な操作で迷うことなくCDリッピングを行える
嬉しいことに、このCDリッピング機能をいち早く体験することができた。CDは、愛聴盤のジョニ・ミッチェル『Mingus』だ。まずは、HAP-Z1ESと外付けディスクドライブをUSBケーブルで接続する。次にCDを入れると、フロントパネルのディスプレイに「CDから音楽コピー」が表示され、「WAV」か「FLAC」をジョグダイヤルで選べる。リッピングは「リトライあり(低速)」、「リトライなし(高速)」から選べる。クオリティを気にする方や、CDに傷が多い場合は、「リトライあり」がよいだろう。
HAP-Z1ESはオーディオCDに関するデータベースである「Gracenote」に対応しており、アルバムアートや曲名などの楽曲情報も、インターネット経由で自動取得してくれる。自動取得されたデータを使わずに、後からHDD Audio Remoteを使って自分で楽曲情報を入力することもできる。
最後に「ENTER」ボタンを押すと、CDの本体へのコピーが開始される。コピーが完了すると、さらに他のCDをコピーするか、終了するかを選択できる。文字で書くと面倒なように思われるかもしれないが、この操作は実に直感的で、誰でも迷わずできるだろう。たぶん、慣ればリッピング開始まで1分以内の操作だ。
CDリッピングの手順
リッピングにかかった時間だが、私の傷の少ないCDでは、「リトライ無し」なら3分以内で完了した。この時間は、実際にCDの再生時間、つまりデータ量で若干変わる。編集部が比較的傷が目立つCDを「リトライあり(低速)」でリッピングしたところ、かかった時間は10分から15分程度だったそうだ。これはディスクの状態により異なるだろう。
ちなみに、PCでCDをリッピングしたWAVファイルをHAP-Z1ESに転送する場合は、いわゆるTOCデータが付加されていない状態でGracenoteのデータ検索を行うため、WAVファイルと楽曲情報のマッチングには限界がある。一方でHAP-Z1ESにUSBディスクドライブを組みあわせてCDリッピングすると、TOCデータを元にしたGracenoteのデータ検索を行ってくれる。よって楽曲データと音楽情報のマッチング精度が各段に向上するという。