ケーブルブランドの雄が待望のイヤホン参入
SUPRA初のイヤホン「NiTRO」レビュー。独自ケーブルや特許技術搭載リモコンマイク採用
■特許技術によるリモコンマイクを搭載。ケーブルには当然こだわった
そして機能面にも実は特徴がある。リモコン&マイクだ。マルチボタンとボリュームの+・ーボタンにマイクという普通の構成のものだが、裏面を見ると小さなスライドスイッチが用意されている。この切り替えで本機のリモコンは、iOS(Mac)/Android/Windows PCいずれとの組み合わせでも機能する。
また多機能リモコン&マイクを搭載しつつ音質への影響も最小化されているとのこと。そこはケーブルブランドとしてのこだわりであり技術力だろう。なおリモコン&マイクは右耳側のケーブルに搭載している。
ケーブルにも当然力を入れている。導体は7N(99.99999%純度)銅で、外装にケブラー繊維を使ったフラットタイプとなる。外装がケブラーと聞くとごついものを想像してしまうが、見た目や感触は一般的なフラットケーブルと変わらず、取り回しも悪くない。それでいて頑丈で断線しにくく、タッチノイズも減少させているとのこと。「据え置きシステムのケーブルブランドが本気出しちゃって、イヤホンなのにとんでもない極太ケーブルとか投入してきちゃってたらどうしよう」みたいな心配は杞憂で、クオリティと使いやすさを両立した仕様とした点はさすがだ。
またフラットケーブルの本体近くの裏面には「L」「R」が大きくプリントされており、左右の判別をしやすくしてある。
NiTROはホワイトモデルも用意していて、ケーブルやマイクを含めたイヤホン本体はもちろん、イヤーピースやパッケージまでホワイトで統一されていて、しかもカーボン製のフェースプレートはラメのようにキラキラとした仕上げになっている。
形状はブラックモデルと同じだが印象は少なからず異なる。例えば女性で明るく柔らかな色使いのコーディネイトが好きな方など、ブラック&カーボンだとハードすぎて普段のファッションに合わないかな…と感じる方にはこちらがおすすめだ。
■音楽のグルーブと精密感を両立させたサウンド
音質はまずはAstell&Kernのハイレゾポータブルプレーヤー「AK120II」との組み合わせでチェック。そこでいきなりポイントだが、本体がシンプルな形状であることもあってか、装着の深さや角度の自由度が高い。だからこそ、装着の具合によって低域の出方や左右の音量がかなりの幅で変化する。試聴する機会があれば、その点には留意してほしい。その意味ではややセンシティブな面もあるのだが、自分にとってベターなポジションさえ見つけてやれば、そこから導き出される音には説得力がある。
上原ひろみ「ALIVE」はドラムスとベースの演奏と録音が特に際立つ一曲なのだが、その魅力の引き出し方にこのイヤホンの特徴も現れている。バスドラムやタム、ベースは、少し大柄でそしてしなやかな弾力の音像。ドラムスの皮やベースの弦のテンション(張り)を少し緩めておおらかに響かせるニュアンスで、演奏のドライブ感を特に引き出してくれる。その一方で演奏の精密感も両立させている。
そして機能面にも実は特徴がある。リモコン&マイクだ。マルチボタンとボリュームの+・ーボタンにマイクという普通の構成のものだが、裏面を見ると小さなスライドスイッチが用意されている。この切り替えで本機のリモコンは、iOS(Mac)/Android/Windows PCいずれとの組み合わせでも機能する。
また多機能リモコン&マイクを搭載しつつ音質への影響も最小化されているとのこと。そこはケーブルブランドとしてのこだわりであり技術力だろう。なおリモコン&マイクは右耳側のケーブルに搭載している。
ケーブルにも当然力を入れている。導体は7N(99.99999%純度)銅で、外装にケブラー繊維を使ったフラットタイプとなる。外装がケブラーと聞くとごついものを想像してしまうが、見た目や感触は一般的なフラットケーブルと変わらず、取り回しも悪くない。それでいて頑丈で断線しにくく、タッチノイズも減少させているとのこと。「据え置きシステムのケーブルブランドが本気出しちゃって、イヤホンなのにとんでもない極太ケーブルとか投入してきちゃってたらどうしよう」みたいな心配は杞憂で、クオリティと使いやすさを両立した仕様とした点はさすがだ。
またフラットケーブルの本体近くの裏面には「L」「R」が大きくプリントされており、左右の判別をしやすくしてある。
NiTROはホワイトモデルも用意していて、ケーブルやマイクを含めたイヤホン本体はもちろん、イヤーピースやパッケージまでホワイトで統一されていて、しかもカーボン製のフェースプレートはラメのようにキラキラとした仕上げになっている。
形状はブラックモデルと同じだが印象は少なからず異なる。例えば女性で明るく柔らかな色使いのコーディネイトが好きな方など、ブラック&カーボンだとハードすぎて普段のファッションに合わないかな…と感じる方にはこちらがおすすめだ。
■音楽のグルーブと精密感を両立させたサウンド
音質はまずはAstell&Kernのハイレゾポータブルプレーヤー「AK120II」との組み合わせでチェック。そこでいきなりポイントだが、本体がシンプルな形状であることもあってか、装着の深さや角度の自由度が高い。だからこそ、装着の具合によって低域の出方や左右の音量がかなりの幅で変化する。試聴する機会があれば、その点には留意してほしい。その意味ではややセンシティブな面もあるのだが、自分にとってベターなポジションさえ見つけてやれば、そこから導き出される音には説得力がある。
上原ひろみ「ALIVE」はドラムスとベースの演奏と録音が特に際立つ一曲なのだが、その魅力の引き出し方にこのイヤホンの特徴も現れている。バスドラムやタム、ベースは、少し大柄でそしてしなやかな弾力の音像。ドラムスの皮やベースの弦のテンション(張り)を少し緩めておおらかに響かせるニュアンスで、演奏のドライブ感を特に引き出してくれる。その一方で演奏の精密感も両立させている。