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4K出力からタッチディスプレイ組み合わせ操作まで

QNAPのAndroid採用・デュアルOS搭載NAS「TAS-168」を“AVファン目線”で使い倒した

公開日 2016/01/26 11:06 折原一也
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タッチ操作対応ディスプレイ「On-Lap series」を組み合わせれば快適操作が可能

TAS-168をさらに有効活用するためにオススメしたいのが、タッチ対応のディスプレイの導入だ。テレビと接続して操作する際には付属のリモコンとキーボード、マウスで操作することになるのだが、そもそもタブレット用のAndroid OSということもあって、タッチ対応のディスプレイを組み合わせればタブレット風の操作が可能となる。そこで今回はGechic社製の13.3インチモバイル液晶“On-Lap series”「On-Lap 1303I」(製品ページ)を組み合わせて、実際に使い勝手を試してみた。

「TAS-168」とタッチ操作対応ディスプレイ「On-Lap 1303I」

On-Lap 1303IとTAS-168の間は、映像はHDMIケーブルで接続する。同時にTAS-168の背面から2本のケーブルを使いUSB給電で接続することで、On-Lap 1303Iは電源接続なしで運用可能になり、タッチ操作対応のAndroidタブレット感覚で扱えるようになる。

On-Lap 1303IはIPSパネルによる1920×1080ドットのモバイルモニターだ

HDMIケーブルでOn-Lap 1303IとTAS-168を接続

タッチ操作が可能になると、あとは普段通りのAndroidの世界。ブラウザの操作、ホーム画面のページ送り、「Netflix」「dTV」といったアプリも不自由なく扱える。

TAS-168のUIもタッチ操作に対応

前述の「dTV」などのアプリもタッチ操作で使いやすくなった

操作を手元のタブレットで行えることは、TAS-168をNASとして見たときにも管理上で重要なポイントだ。Androidの画面を表示して、「MyNAS」アイコンからTAS-168のブラウザベースの管理画面にアクセスできるため、PCレスのNAS運用も現実的になる。普段からTAS-168に音楽、写真、動画のファイルを蓄積しているならば、必要な時にOn-Lap 1303Iを使って手元で確認することもできる。ディスプレイ付きNASという、これまでのNASの在り方を覆す使い方も可能になる。

◇ ◇ ◇


Android OSとQNAP製のNAS用OSを1つの筐体に収めるという、これまでにない仕様を実現したTAS-168だが、実際に使い倒してみると、Android OSとしての汎用性と、NASとしての機能性の融合に、大きな将来性を感じさせられた。

メディアプレーヤーとしては、AVファン的な目線で言うともう一歩の部分もあるが、オーディオ用やAV用として導入したNASがPCを介してしか管理できないことに不満を感じていたユーザーにとっては、HDMI接続したテレビ等から操作ができるNASというのは魅力的だろう。その点からも、TAS-168はAVファンにとって好相性のモデルと言えるだろう。

(折原一也)

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