海上忍のラズパイ・オーディオ通信(10)
ラズパイ・オーディオで音楽CDのダイレクト再生に挑戦!果たして使い物になるか?
シングルボードコンピュータのRaspberry Piは、USB接続型の光学ドライブを利用できる。だから音楽CDも再生できるのだが、実際に活用しているユーザーは多くないはず。なぜか……その辺りの事情を説明してみよう。
■音楽CDとどう付きあうか
ラズパイ・オーディオにとって、CDは微妙な存在だ。USBポートにCDドライブを接続すれば認識されるものの、オーディオ再生の中核を担うサービス「MPD」は基本的にCD再生を想定していない。ディスクではなくファイル再生が前提のオーディオシステムなのだ。
だからといって、CDを切り捨てるのはいかがなものか。ハイレゾ音源を取り扱う配信サイトが増え、入手性は改善されつつあるが、旧譜対応はまだこれから。ファイル再生が中心であっても音源はCD由来が大部分、音質はともかく音楽として聴きたいソースはCDばかり、というオーディオファンも多いはずだ。CDはまだまだ現役、扱えなければオーディオシステムとしての魅力は低下する。
本連載が対象とするラズパイ・オーディオのシステム「Volumio 1.55」に収録されているMPDは、音楽CDのCDDAフォーマットに対応するようコンパイルされている。Webインターフェイスや操作用のスマートフォンアプリにはCD再生をコントロールするボタンがなく、操作が容易とは言い難い状況だが、とにかく再生はできる。
しかし、CDドライブ(BD/DVDドライブ可)を接続するだけでは足りない。CD再生は可能だがほぼ考慮されていない状態であり、いくつか設定を施さなければならないのだ。正直、オーディオを楽しむというレベルにはないが、現状をつまびらかにすることで、CDといういまだ重要な音源とどう付き合えばいいかのサジェスチョンとさせていただきたい。
■音楽CDとどう付きあうか
ラズパイ・オーディオにとって、CDは微妙な存在だ。USBポートにCDドライブを接続すれば認識されるものの、オーディオ再生の中核を担うサービス「MPD」は基本的にCD再生を想定していない。ディスクではなくファイル再生が前提のオーディオシステムなのだ。
だからといって、CDを切り捨てるのはいかがなものか。ハイレゾ音源を取り扱う配信サイトが増え、入手性は改善されつつあるが、旧譜対応はまだこれから。ファイル再生が中心であっても音源はCD由来が大部分、音質はともかく音楽として聴きたいソースはCDばかり、というオーディオファンも多いはずだ。CDはまだまだ現役、扱えなければオーディオシステムとしての魅力は低下する。
本連載が対象とするラズパイ・オーディオのシステム「Volumio 1.55」に収録されているMPDは、音楽CDのCDDAフォーマットに対応するようコンパイルされている。Webインターフェイスや操作用のスマートフォンアプリにはCD再生をコントロールするボタンがなく、操作が容易とは言い難い状況だが、とにかく再生はできる。
しかし、CDドライブ(BD/DVDドライブ可)を接続するだけでは足りない。CD再生は可能だがほぼ考慮されていない状態であり、いくつか設定を施さなければならないのだ。正直、オーディオを楽しむというレベルにはないが、現状をつまびらかにすることで、CDといういまだ重要な音源とどう付き合えばいいかのサジェスチョンとさせていただきたい。