アナログとハイレゾの聴き比べも
アイドルがハイエンドオーディオを聴いたら? 「アイドルネッサンス」の異色イベントに潜入!
まずは司会の照井さんが、「ハイレゾとは何か」をかみ砕いて説明。少しボケ気味の写真と、解像感の高い写真を見せながら、「写真でいうとこんな感じ。どっちがいいというわけではないけど、見え方が違うでしょ?」というと、「おー、なるほど! わかりやすい!」とメンバーたち。
今回の試聴は、特にブラインドテストというわけではなく、ふつうに「まずはMP3」「続いてハイレゾ」みたいな流れで進めたので、メンバーにとっても違いがわかりやすかったようだ。
メンバーたちは「ハイレゾだとブレスの息づかいまでクリアに聞こえる」「全体的に艶がある」などわかりやすいコメントや、「ちょっと安めのイヤホンと、そうじゃないイヤホンの違いみたい」など、各メンバー自身のコメントでハイレゾの音を表現していた。ひとりだけ「きらきら磨いた団子みたい!」と飛ばし気味のコメントを発して、「団子って何?!」と突っ込まれていたメンバーもいたが…。
■アナログを含むいろんなフォーマットで同じ曲を聴き比べ!
そして次のコーナーは、オーディオファンにとっても関心があるだろう内容。題して「アルバムの曲をいろんなフォーマットで聴き比べるネッサンス!」だ。
アイドルネッサンスのセカンドシングル「太陽と心臓」を、CD、ハイレゾ、アナログ盤という3種類のフォーマットを聴き比べてみようというのがコーナーの趣旨だ。
3フォーマットの再生が終わってメンバーから出たコメントは様々。「ハイレゾに慣れてしまうと、CDを聴いたときに結構物足りなさを感じる」という意見も出た。
逆にアナログが強く印象に残ったメンバーもいて、「アナログがすごく好きでした。ポワポワしている感じ。雲の上で聴きたい!」と、ドリーミーながら、すごく雰囲気が伝わってくるコメントに、深くうなずくファンの姿も見られた。
音楽ライターの南波氏は「ハイレゾももちろんいいんですけど、CDはCDで、きっちりまとまっている音だなと改めて感じました。44.1kHz/16bitにしっかり収める技術が高いというか」と、長年培ったノウハウを活かせるCDの良さも指摘していた。
これを受けて嶺脇社長は「僕はタイトルによってCDとアナログを買い分けてます」とコメント。とはいえ、最近はもっぱらアナログを買う機会が多いようで「低音が前面に出てて良いんですよね」とアナログの良さを語っていた。
そのあと嶺脇社長は「そういえば、言おうと思ってて、いま思い出した」と語りだし、「僕はアイドルネッサンスのアルバムをアナログレコードで欲しいんです。出したいので真剣に検討させてください」と衝撃発言。これにはファンも「うおーー!」と大盛り上がりになった。実現を期待したい。