【特別企画】上級モデル譲りのピュア&パワーを手軽に実現
zonotoneから“再生機"としての電源ボックス第2弾「ZPS-4000」が遂に登場!
贅を尽くした設計思想をそのままに、ユーザーからの要望に応えてより手頃なサイズと価格を実現した電源ボックス「ZPS-4000」が新発売された。フィルターやコンデンサーを用いず、シャーシからオリジナル設計の内部配線材まで“クオリティ最優先"に徹したこだわりの作り込みをしっかりと継承。高度な設計によって極めて自然に音楽の起伏を引き出すという、電源ボックスとして画期的な成果を手軽に導入可能なこの注目モデルの音質を詳細にレポートする。
●待望のジュニアモデルが完成
熱烈な要望に応えた意欲作。上級モデルの設計を踏襲
ゾノトーンの設立は2007年。それから7年後の2014年、同社では初めて電源ボックスを発売した。ZPS-6000がそれで、満を持してという印象であった。
そして今度はジュニアモデルとなるZPS-4000が発売になった。ユーザーからの強い要望に応えて、もう少し気軽に使える電源ボックスとして開発されたものである。気軽にとはいっても圧倒的な評価を得たZPS-6000を受け継ぐものであるだけに、単にコストを下げればいいというわけにはいかない。基本コンセプトはもちろん、構造的な内容もほとんど上級機を踏襲した高度な仕上がりとなった。以下その詳細に触れてみたい。
●本機と上級機の設計思想
電源ボックスは積極的な音質改善のためのツール
電源ボックスは単に電源を分配するだけでなく、現在では音質改善も含めた機材として認識されている。ノイズの混入を防ぎ、損失を最小限に抑えるのが改善ポイントである。消極的なようにも見えるが、実はそこでのエネルギーロスや波形の歪みは意外なほど音に影響するもので、損失がなくなったというよりエネルギーが増したという風に感じられる。本当は何も作り出しているわけではないのだが、損失が減ったことで何かが加わったようにさえ感じられるわけである。
最初の製品ZPS-6000を開発する段階で、ゾノトーンではこのことを嫌というほど意識したはずだ。そして選択したのはアルミ筐体で全体を覆うこと、そして内部配線を特別仕様とすること、さらにフィルター類は一切使用しないことの3つであった。
このコンセプトは本機ZPS-4000でもそっくり受け継がれている。
まず筐体はアルミ製で、全体を包むようにカバーしている。サイズはZPS-6000に比べてかなり小型化されたが、コンセントが6口から4口になったためである。また高さも低くなったが、コンセントそのものに違いはない。
外観上の大きな変化は、持ち運び用のハンドル(取っ手)が省略されたことだ。ZPS-6000は重量2.4sで厚みもあったためハンドルを取り付けたのだろうが、本機は1.5sで片手でも持てるくらいのサイズなので必要はなさそうである。
内部配線はまったく同じである。6N銅線、HiFC、純銀コートOFC、高純度無酸素銅線の4種類をハイブリッド構成として、3.5スケアの導体に形成している。
コンセントは金メッキを施した2口タイプで、これを2個搭載して4口としている。あとはベースとなる部分が多少薄くなったことぐらいの違いしかない。サイズが縮小されたので、手軽になったのは確かである。
●待望のジュニアモデルが完成
熱烈な要望に応えた意欲作。上級モデルの設計を踏襲
ゾノトーンの設立は2007年。それから7年後の2014年、同社では初めて電源ボックスを発売した。ZPS-6000がそれで、満を持してという印象であった。
そして今度はジュニアモデルとなるZPS-4000が発売になった。ユーザーからの強い要望に応えて、もう少し気軽に使える電源ボックスとして開発されたものである。気軽にとはいっても圧倒的な評価を得たZPS-6000を受け継ぐものであるだけに、単にコストを下げればいいというわけにはいかない。基本コンセプトはもちろん、構造的な内容もほとんど上級機を踏襲した高度な仕上がりとなった。以下その詳細に触れてみたい。
●本機と上級機の設計思想
電源ボックスは積極的な音質改善のためのツール
電源ボックスは単に電源を分配するだけでなく、現在では音質改善も含めた機材として認識されている。ノイズの混入を防ぎ、損失を最小限に抑えるのが改善ポイントである。消極的なようにも見えるが、実はそこでのエネルギーロスや波形の歪みは意外なほど音に影響するもので、損失がなくなったというよりエネルギーが増したという風に感じられる。本当は何も作り出しているわけではないのだが、損失が減ったことで何かが加わったようにさえ感じられるわけである。
最初の製品ZPS-6000を開発する段階で、ゾノトーンではこのことを嫌というほど意識したはずだ。そして選択したのはアルミ筐体で全体を覆うこと、そして内部配線を特別仕様とすること、さらにフィルター類は一切使用しないことの3つであった。
このコンセプトは本機ZPS-4000でもそっくり受け継がれている。
まず筐体はアルミ製で、全体を包むようにカバーしている。サイズはZPS-6000に比べてかなり小型化されたが、コンセントが6口から4口になったためである。また高さも低くなったが、コンセントそのものに違いはない。
外観上の大きな変化は、持ち運び用のハンドル(取っ手)が省略されたことだ。ZPS-6000は重量2.4sで厚みもあったためハンドルを取り付けたのだろうが、本機は1.5sで片手でも持てるくらいのサイズなので必要はなさそうである。
内部配線はまったく同じである。6N銅線、HiFC、純銀コートOFC、高純度無酸素銅線の4種類をハイブリッド構成として、3.5スケアの導体に形成している。
コンセントは金メッキを施した2口タイプで、これを2個搭載して4口としている。あとはベースとなる部分が多少薄くなったことぐらいの違いしかない。サイズが縮小されたので、手軽になったのは確かである。