風呂やキッチンでも手軽にテレビ。ブルーレイ再生もできる“プライベート・ビエラ”を使い倒す！

■iPad等でのリモート視聴とも違う“防水ポータブルテレビ”の魅力とは？

私事だが、最近わずかながら広くなった新居に引っ越しをした。家具の配置や生活動線そのものが変わると、当然ながらテレビや音楽の楽しみ方も変化するので、これまで特に興味を持つこともなかったAV機器が急激に欲しくなり、やがては「絶対買わなきゃならないもの」にまで気持ちが盛り上がってくることがある。

筆者の場合、今までの住居ではリビングで仕事をしながら息抜きにテレビを見ていたのだが、このたび別途自分の仕事部屋を作ってしまったので、テレビとの距離が広がってしまった。

iPadとBDレコーダーでリモート視聴すればいいのだが、いまさらながら追い炊きができる風呂にもなったので、防水仕様のお風呂テレビにも挑戦してみたい。というわけで、今回はお風呂対応のポータブルテレビの代表格である、パナソニックの“プライベート・ビエラ”の最新モデル「UN-10TD6」を使ってみた。

■テレビ番組だけでなくブルーレイも視聴可能

TD6シリーズは15型と10型の2ラインナップだ。今回はポータビリティを重視して10型の「UN-10TD6」をテストした。最初に本機で“できること”のポイントをまとめておこう。

本体は10型液晶搭載のモニター部とチューナー部に分かれたツーピース構成。地上・BS・CCS110度デジタル放送のテレビ番組が見られるだけでなく、今回の機種から初めてチューナー部にBDドライブが搭載されたことも見逃せない。ふたつの筐体間は見通し距離35mまでWi-Fi経由で接続できる。

チューナー部には500GBのHDDが内蔵されており、DRまたはAVC長時間モードによるテレビ番組の簡易的なシングルチューナー録画が楽しめる。録画先として外部USB-HDD端子も使える。

BD/DVDドライブは本体フロントの左側に内蔵する。テレビのライブ放送、録画番組と同列にディスクのコンテンツをチューナーから離れた場所でモニターを使って視聴できる。別に長風呂してまでテレビは見たくないというお父さんも、お気に入りのディスクコレクションを半身浴しながらゆっくりと見られる心地よさは一度味わってみるといい。

モニターもチューナー経由でインターネットにつながっているので、防水タブレットのような感覚でWebブラウジングにも使える。文字入力はソフトウェアキーボードになり、パネルの応答も意外と機敏なのでそれほどストレスを感じない。