群を抜くAV性能が光るハイレゾ/4K対応フラグシップPC − 富士通「GRANNOTE」の魅力

＜VGP審査員が語る! GRANNOTEの魅力＞

「VGP2016 SUMMER」にて受賞を勝ち得た「GRANNOTE(LIFEBOOK AH90/X)」。ハイレゾ/4Kへの対応、基本性能の高さなど、受賞獲得に繋がったキーポイントを紹介する。


VGP審査員/分科会 座長 鴻池賢三が推す!
ハイレゾ対応への試み

ノートPC単体でのハイレゾ再生は、ハイレゾを楽しむ新たなスタイルとして意義深い。現在、ハイレゾ音源の購入は実質PCが窓口のため、ハイレゾをすぐに楽しめるメリットは大きい。DAC部とアンプ部のハイレゾ対応、さらに内蔵スピーカー自体がハイレゾ対応している点は、これからハイレゾ再生を始めたいユーザーにとって魅力的だ。

またスピーカーはオンキヨーと共同開発され、同社のサウンド技術「ODMD」を採用したことなど、AVファンも納得のいく仕様となっている。従来まで、PCでハイレゾ再生を楽しむ場合、USBDACやスピーカー、そして専用のプレーヤーソフトなど、必要な機器が別途多数ある中、PC単体でのハイレゾ再生を実現したことを高く評価した。


VGP審査員/分科会審査員 折原一也が推す!
4Kディスプレイの採用

AVファンとして「GRANNOTE」を高く評価しているポイントは、やはり3840×2160解像度の4K液晶ディスプレイを搭載していることだ。PCで動画配信サービスを利用するユーザーは多く、「YouTube」では着実に4K映像が増えていっており、その映像をすぐに視聴できる優位性を確保しているのだ。

またユーザー自身で、4K動画を撮影するシーンも多くなってきた昨今、4K動画を快適に編集できることは撮影好きなAVファンからも支持を得るだろう。ディスプレイのクオリティも、ハイエンドPCならではの映像美を実現。ただ4K映像を再生できるだけでなく、4Kの高画質さをPC単体で堪能できるモデルとして、受賞を獲得したことは必然的だ。


分科会 専任審査員 高橋 敦が推す!
最上位機ならでの基本性能

ハイレゾ、4Kの両方に対応したことはもちろんだが、それらを楽しむ上で“快適さ"も重要だ。CPU「インテル(R) Core^TM i7-6700HQプロセッサー」、メモリ8GBの採用など、基本性能がしっかりしているからこそ、ハイレゾ、4Kといったサイズの大きいデータを取扱う際もストレスなく楽しめるのだ。

キーボードは、側面にガラス調を施し、バックライトによってプレミアム感が増すデザインで所有感を高めてくれる。そして、実際に触れると分かるが、やはり打鍵感の心地よさは同社ならでは。各指の力に合った三段階の重さのキーの配置、ミスタッチを軽減させるための階段状のキートップなど、こだわりの強さが垣間見える。


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※本記事は雑誌「AVレビュー」掲載記事のウェブ版です。