“低音強化モデル”のサウンドは?
ETYMOTICの新境地を拓いた待望の新イヤホン「ER4SR」「ER4XR」をレビュー
ファン待望の新製品「ER4SR」「ER4XR」が登場
ヘッドホン/イヤホンブームの黎明期から、高音質ブランドとして必ず名の挙がったEtymotic Research社。代表モデルは不朽の名作のモニター系イヤホン「ER-4S」(及び派生モデルにあたる「ER-4P」「ER-4B」)だが、その発売は2005年と実に11年も昔のことだ。以降「mc5」「hf3」「hf5」「MK5」と手頃な価格帯のモデルを発売し、ER-4Sも今なお異例のロングセラーを続けているが、イヤホンファンとしては、ER-4Sの後継はいつ出るのかと、心待ちにしていた人も多かっただろう。
そんな同社が11年もの沈黙を破り遂に発売するのが「ER4SR」「ER4XR」の2モデルだ。
「ER4SR」はまさに同社がこれまで推し進めてきた“スタジオリファレンス・イヤホン”というサウンド。一方、「ER4XR」はユーザーからリクエストが多数寄せられたという低音強化に注力したモデルとなる。
どちらも「ER-4S」を受け継ぐシングルBAドライバー1基の構成。Etymotic Research社のイヤホンを象徴するあの3フランジ・イヤーパッドと、アノダイズド加工を施したシンプルなストレート型のアルミ製ボディだ。ユニット構成のみならず、スペック上の再生周波数帯域は20Hz〜16kHzで共通。インピーダンス45Ω、イズ減衰量は35〜42dB、最大出力音圧は122dB SPL、感度は98dBというスペックまで同じなので、文字通り低音の出し方のみをチューンしたモデルという訳だ。
なお、MMCXコネクタによるリケーブルにも対応しているが、端子部の作りが深めのため、コネクタ回りの設計によっては奥深くまで挿入できないケーブルが現れる可能性もあるので注意してほしい。
ヘッドホン/イヤホンブームの黎明期から、高音質ブランドとして必ず名の挙がったEtymotic Research社。代表モデルは不朽の名作のモニター系イヤホン「ER-4S」(及び派生モデルにあたる「ER-4P」「ER-4B」)だが、その発売は2005年と実に11年も昔のことだ。以降「mc5」「hf3」「hf5」「MK5」と手頃な価格帯のモデルを発売し、ER-4Sも今なお異例のロングセラーを続けているが、イヤホンファンとしては、ER-4Sの後継はいつ出るのかと、心待ちにしていた人も多かっただろう。
そんな同社が11年もの沈黙を破り遂に発売するのが「ER4SR」「ER4XR」の2モデルだ。
「ER4SR」はまさに同社がこれまで推し進めてきた“スタジオリファレンス・イヤホン”というサウンド。一方、「ER4XR」はユーザーからリクエストが多数寄せられたという低音強化に注力したモデルとなる。
どちらも「ER-4S」を受け継ぐシングルBAドライバー1基の構成。Etymotic Research社のイヤホンを象徴するあの3フランジ・イヤーパッドと、アノダイズド加工を施したシンプルなストレート型のアルミ製ボディだ。ユニット構成のみならず、スペック上の再生周波数帯域は20Hz〜16kHzで共通。インピーダンス45Ω、イズ減衰量は35〜42dB、最大出力音圧は122dB SPL、感度は98dBというスペックまで同じなので、文字通り低音の出し方のみをチューンしたモデルという訳だ。
なお、MMCXコネクタによるリケーブルにも対応しているが、端子部の作りが深めのため、コネクタ回りの設計によっては奥深くまで挿入できないケーブルが現れる可能性もあるので注意してほしい。