エプソン「EH-LS10000」ユーザーと出会う
【千葉県・宮本邸】6畳100インチで実現!最新の4K/アトモスシアターを訪問
6畳100インチで実現した、
こだわりの4K+ドルビーアトモスシアター
「6畳100インチシアター」…6畳間という限られた空間で、100インチの大画面ホームシアターを作り上げるスタイル。それを実際に実現しているユーザーさんの事例を、これまでPhile-webでは数々取り上げてきました。
今回はいよいよ、6畳100インチで最新の“4K&ドルビーアトモスシアター”を実現した事例をご紹介したいと思います!
■6畳間に広がる、100インチ大画面と最新4K+オブジェクトシアター
今回Phile-webがお伺いしたのは、千葉県在住・宮本周二さんのシアタールーム。「この家を購入するときから、この6畳間をホームシアター室にしようと決めていたんです」と、宮本さんはお話して下さいました。
エプソンの最上位プロジェクター「EH-LS10000(関連ニュース)」を昨年の発売直後に導入し、シアタールームの4K対応を果たした宮本さん。シアタールームの扉を開けると、6畳間の空間に、100インチの大画面と最新の4K+オブジェクトオーディオ環境が広がっています。
スクリーンはシアターハウス製の100インチスクリーンでシネスコタイプ。掛け図式スクリーンを壁面に貼ることで、高い平面性を確保していることがポイントです。そのほかに、巻き上げ式の90インチスクリーンも併設しています。
音周りを見てみると、AVアンプはヤマハのフラグシップであるAVプリアンプ「CX-A5100」とマルチチャンネルパワーアンプ「MX-A5000」で、ドルビーアトモス&DTS:Xのオブジェクトオーディオに対応。スピーカーは、パイオニアのスピーカーとヤマハのサブウーファーを組み合わせた11.2ch環境で、ドルビーアトモス再生時にはこれを7.2.4chシステムとして鳴らしています。
6畳間シアターを作る場合にネックとなる要素として、スペースが限られるため、スピーカーを壁ギリギリに近づけて設置しなくてはならないことが挙げられます。宮本さんもそこには工夫を凝らしてきたようで、現在はフロントスピーカーとリアスピーカーの背面にヤマハの調音パネル「ACP-2N」を設置しています。
「元々この部屋は何もしないと音が響きすぎてしまうので、聴音に関しては工夫を繰り返しました。最終的に、壁にはヤマハ製調音パネル、天井部分に吸音材という現在のスタイルになりました」。
■ドルビーデジタルの登場からスタートしたホームシアター遍歴
「元々、ずっとオーディオファンなんです」と、お若い頃からオーディオを楽しんできたという宮本さん。そんな宮本さんが本格的にホームシアターをスタートしたのは、ドルビーデジタル規格が登場したタイミングがきっかけだったそうです。
「当時、自宅でドルビーデジタルの音声を出してみたら、音は良いんですがそれに映像が追いつかなかったんですよ。それで、楽しむなら映像のクオリティにもこだわらないといけないと気付きまして。プロジェクターとスクリーンを導入して、ホームシアターを始めました」。
宮本さんのプロジェクター歴は、三菱製の液晶プロジェクターからスタート。次にソニー製の三管式プロジェクターを導入し、その後、エプソンの液晶プロジェクターユーザーになりました。画質のクオリティにこだわってエプソンのプロジェクターに到達したようです。今回のEH-LS10000を導入する直前までは「EH-TW4000」を使用していたそうです。
「ずっとEH-TW4000からのグレードアップを考えていたんです。そして昨年、エプソンから4K対応でレーザー式のEH-LS10000がちょうど出たので、導入を決定しました」。
EH-LS10000の価格は、実売約80万円。4K/HDCP2.2に対応する仕様を備えたレーザー式のハイエンドプロジェクターながら100万円を切るという、“高コスパなハイエンド機”としても認知されているモデルです(関連記事:エプソンのEH-LS10000が“予想以上に売れてる”理由)。
エプソンからEH-LS10000が正式発表されたのは、昨年の3月(関連ニュース)。直後に宮本さんは、EH-LS10000の画質を確認するため、アバックの視聴イベントを訪れたそうです。「視聴イベントでEH-LS10000の画質を確認して、そのままアバックさんで購入を決定しました。その年のゴールデンウィーク前にシアター室に導入して、そこからずっと楽しんでいます」。
■“4Kの魅力”を引き出す!プロジェクター画質調整を今も工夫中
好きな映画はアクション系という宮本さん。シアタールームの外にある本棚には、お気に入りのBlu-ray/DVDがずらりと並んでいます。
「最近は、毎週末にこのシアタールームで好きな映画を楽しんでいます。観るソフトとしてはBlu-rayが多いですが、そのほかにNetflixから映画を見たり、Amazon Fire TV StickをAVアンプに繋げてコンテンツを視聴したりしています」。
エプソンのEH-LS10000によって4Kにグレードアップして視聴スタイルはどうなったでしょうか?宮本さんに聞いてみると、「様々な映画を見ながら、自分でプロジェクターの画質を色々いじっています」とのこと。「やはり映像の高精細感や色の表現力、そういった“4Kの良さ”をできるだけ楽しみたいので。そういった引き出す画づくりができるように自分で調整しています」と、楽しそうにお話して下さいました。
ちなみに、SFファンの宮本さんが、このシアタールームでのドルビーアトモス作品のこけら落としに選んだのは『ゼロ・グラビティ』だったそうです。同じオブジェクトオーディオをサポートするDTS:Xについては、まだ対応タイトルは持っていないそうですが、「ヤマハのAVアンプがアップデートでDTS:Xに対応したので、これから楽しもうと思っています」と、期待されている様子でした。
…というわけで、6畳100インチシアターの最新事例「4K+オブジェクトシアター」、いかがだったでしょうか? ぜひ皆さんも、約80万円という価格帯のプロジェクターで実現できる高クオリティな4Kシアターの夢を、自宅の6畳間で叶えてみませんか。
※本製品における4K対応とは、4K信号を入力し、4Kエンハンスメントテクノロジーによる4K相当の高画質で表示することです
住宅形態●戸建
ホームシアターの広さ●約6畳
画面サイズ●100インチ+90インチ
サラウンド●11.2ch(7.2.4ch)
●プロジェクター:エプソン EH-LS10000
●スクリーン:シアターハウス製(+オーエススクリーン製)
●AVプリアンプ:ヤマハ CX-A5100
●マルチチャンネルパワーアンプ:ヤマハ MX-A5000
●BDレコーダー:パナソニック DMR-BW680
●フロントスピーカー:パイオニア S-A7
●センタースピーカー:パイオニア S-A6C
●サラウンドスピーカー:パイオニア S-A77BS
●フロントハイスピーカー:パイオニア製
●サブウーファー:ヤマハ YST-SW800
アバック秋葉原本店
(取材/執筆:編集部 杉浦みな子)
こだわりの4K+ドルビーアトモスシアター
「6畳100インチシアター」…6畳間という限られた空間で、100インチの大画面ホームシアターを作り上げるスタイル。それを実際に実現しているユーザーさんの事例を、これまでPhile-webでは数々取り上げてきました。
今回はいよいよ、6畳100インチで最新の“4K&ドルビーアトモスシアター”を実現した事例をご紹介したいと思います!
■6畳間に広がる、100インチ大画面と最新4K+オブジェクトシアター
今回Phile-webがお伺いしたのは、千葉県在住・宮本周二さんのシアタールーム。「この家を購入するときから、この6畳間をホームシアター室にしようと決めていたんです」と、宮本さんはお話して下さいました。
エプソンの最上位プロジェクター「EH-LS10000(関連ニュース)」を昨年の発売直後に導入し、シアタールームの4K対応を果たした宮本さん。シアタールームの扉を開けると、6畳間の空間に、100インチの大画面と最新の4K+オブジェクトオーディオ環境が広がっています。
スクリーンはシアターハウス製の100インチスクリーンでシネスコタイプ。掛け図式スクリーンを壁面に貼ることで、高い平面性を確保していることがポイントです。そのほかに、巻き上げ式の90インチスクリーンも併設しています。
音周りを見てみると、AVアンプはヤマハのフラグシップであるAVプリアンプ「CX-A5100」とマルチチャンネルパワーアンプ「MX-A5000」で、ドルビーアトモス&DTS:Xのオブジェクトオーディオに対応。スピーカーは、パイオニアのスピーカーとヤマハのサブウーファーを組み合わせた11.2ch環境で、ドルビーアトモス再生時にはこれを7.2.4chシステムとして鳴らしています。
6畳間シアターを作る場合にネックとなる要素として、スペースが限られるため、スピーカーを壁ギリギリに近づけて設置しなくてはならないことが挙げられます。宮本さんもそこには工夫を凝らしてきたようで、現在はフロントスピーカーとリアスピーカーの背面にヤマハの調音パネル「ACP-2N」を設置しています。
「元々この部屋は何もしないと音が響きすぎてしまうので、聴音に関しては工夫を繰り返しました。最終的に、壁にはヤマハ製調音パネル、天井部分に吸音材という現在のスタイルになりました」。
■ドルビーデジタルの登場からスタートしたホームシアター遍歴
「元々、ずっとオーディオファンなんです」と、お若い頃からオーディオを楽しんできたという宮本さん。そんな宮本さんが本格的にホームシアターをスタートしたのは、ドルビーデジタル規格が登場したタイミングがきっかけだったそうです。
「当時、自宅でドルビーデジタルの音声を出してみたら、音は良いんですがそれに映像が追いつかなかったんですよ。それで、楽しむなら映像のクオリティにもこだわらないといけないと気付きまして。プロジェクターとスクリーンを導入して、ホームシアターを始めました」。
宮本さんのプロジェクター歴は、三菱製の液晶プロジェクターからスタート。次にソニー製の三管式プロジェクターを導入し、その後、エプソンの液晶プロジェクターユーザーになりました。画質のクオリティにこだわってエプソンのプロジェクターに到達したようです。今回のEH-LS10000を導入する直前までは「EH-TW4000」を使用していたそうです。
「ずっとEH-TW4000からのグレードアップを考えていたんです。そして昨年、エプソンから4K対応でレーザー式のEH-LS10000がちょうど出たので、導入を決定しました」。
EH-LS10000の価格は、実売約80万円。4K/HDCP2.2に対応する仕様を備えたレーザー式のハイエンドプロジェクターながら100万円を切るという、“高コスパなハイエンド機”としても認知されているモデルです(関連記事:エプソンのEH-LS10000が“予想以上に売れてる”理由)。
エプソンからEH-LS10000が正式発表されたのは、昨年の3月(関連ニュース)。直後に宮本さんは、EH-LS10000の画質を確認するため、アバックの視聴イベントを訪れたそうです。「視聴イベントでEH-LS10000の画質を確認して、そのままアバックさんで購入を決定しました。その年のゴールデンウィーク前にシアター室に導入して、そこからずっと楽しんでいます」。
■“4Kの魅力”を引き出す!プロジェクター画質調整を今も工夫中
好きな映画はアクション系という宮本さん。シアタールームの外にある本棚には、お気に入りのBlu-ray/DVDがずらりと並んでいます。
「最近は、毎週末にこのシアタールームで好きな映画を楽しんでいます。観るソフトとしてはBlu-rayが多いですが、そのほかにNetflixから映画を見たり、Amazon Fire TV StickをAVアンプに繋げてコンテンツを視聴したりしています」。
エプソンのEH-LS10000によって4Kにグレードアップして視聴スタイルはどうなったでしょうか?宮本さんに聞いてみると、「様々な映画を見ながら、自分でプロジェクターの画質を色々いじっています」とのこと。「やはり映像の高精細感や色の表現力、そういった“4Kの良さ”をできるだけ楽しみたいので。そういった引き出す画づくりができるように自分で調整しています」と、楽しそうにお話して下さいました。
ちなみに、SFファンの宮本さんが、このシアタールームでのドルビーアトモス作品のこけら落としに選んだのは『ゼロ・グラビティ』だったそうです。同じオブジェクトオーディオをサポートするDTS:Xについては、まだ対応タイトルは持っていないそうですが、「ヤマハのAVアンプがアップデートでDTS:Xに対応したので、これから楽しもうと思っています」と、期待されている様子でした。
…というわけで、6畳100インチシアターの最新事例「4K+オブジェクトシアター」、いかがだったでしょうか? ぜひ皆さんも、約80万円という価格帯のプロジェクターで実現できる高クオリティな4Kシアターの夢を、自宅の6畳間で叶えてみませんか。
※本製品における4K対応とは、4K信号を入力し、4Kエンハンスメントテクノロジーによる4K相当の高画質で表示することです
HOMETHEATER DATA |
住宅形態●戸建
ホームシアターの広さ●約6畳
画面サイズ●100インチ+90インチ
サラウンド●11.2ch(7.2.4ch)
EQUIPMENT LIST |
●プロジェクター:エプソン EH-LS10000
●スクリーン:シアターハウス製(+オーエススクリーン製)
●AVプリアンプ:ヤマハ CX-A5100
●マルチチャンネルパワーアンプ:ヤマハ MX-A5000
●BDレコーダー:パナソニック DMR-BW680
●フロントスピーカー:パイオニア S-A7
●センタースピーカー:パイオニア S-A6C
●サラウンドスピーカー:パイオニア S-A77BS
●フロントハイスピーカー:パイオニア製
●サブウーファー:ヤマハ YST-SW800
INSTALL |
アバック秋葉原本店
(取材/執筆:編集部 杉浦みな子)