今までの再生ソフトと何がちがう? 何ができる?
Q&A形式で解説!今注目の音楽再生ソフト「Roon」にまつわる“16のギモン”
Q10、Roonは必ずパソコンが必要なの?
Roonは基本的にはパソコンを使います。ただしパソコン以外でも、Raspberry Pi(ラズベリーパイ)やNASなど様々な形態のコンピューターにインストールすることができます。またディスプレイのないオーディオ専用PCなどにインストールすることもでき、その場合はタブレットを使って操作をすることになります。
NASにおいては、RoonServerという形態でインストールすることが可能です。NASの場合にはQNAP TVS-471(Intel Core i3 または i5、メモリ 4GB RAM)などが推奨されています。
また、このTVS-471(4ベイ)の構成として、120GBのSSDにRoon本体とデータベースをインストールし、6TB×2のドライブをミラーリング(RAID1)してメインの楽曲格納に使い、さらに6TBのドライブを週1のバックアップ用に使うという方法が推奨されています。詳しくはこちらのリンクでも紹介されています(英文)。
Q11、Roonの使いやすさは?
Roonは他のPCオーディオ用ソフトウェアと比べて、操作性という意味では使いやすいのですが、単にそれだけではありません。
Roonの開発者たちは、Roonの開発の目標として「ユーザーエクスペリエンス(操作体験)」という言葉を重視しました。
これはつまり画面が見やすいとか、メニューが洗練されていると言うだけではなく、反応時間が短いとか、システムを切り替えても落ちにくいなどの総合的なユーザー体験を意味します。タブレットでも一貫した操作ができることにも注目してください。
また使っていて楽しいという点にも配慮がなされています。たとえば豊富なアーティスト情報や楽曲間のリンクなどで、単にその曲を聴くだけではなく、音楽の世界を深めていくこともできます。単に使いやすいと言うだけではない、こうした操作体験の豊かさがRoonの魅力の1つだと言えます。
Q12、Roonはストリーミングに対応しているの?
Roonは、ロスレスのストリーミングサービスであるTIDALに対応しています。現状では、Roon上で聴くことのできるサービスはTIDALだけとなります。
TIDALに登録されたアルバムは、ローカルライブラリの音源と同様に扱うことができ、基本的に44.1kHz/16bitでの配信ということもあって音質にも優れています。また、TIDALの音源についてはシンボルを表示させることができます。
TIDALがRoonの統一されたユーザーエクスペリエンスのもとで、ローカル音源と同様かつ並列に扱えるのは大きな魅力です。ただし日本では、TIDALはまだ正式にサービスインしていない点に注意してください。
Q13、RoonはDSDやMQAには対応しているの?
RoonはDSDのネイティブ再生に対応しています。またRoonをネットワークにシステム拡張したときにも、DSD再生が可能です(再生機器が対応している必要があります)。
MQAについては、MQA音源の認識はできます。この場合は画面上にMQA形式と表示がなされます。またMQA対応機器に出力して再生することもできます。しかし、Roon本体でMQA拡張部分の再生はできません。つまりMQA非対応機器に出力する場合には、あくまでCD品質となります。
MQAの拡張部分をハイレゾとして再生するためには、MQAデコーダーというソフトウェアが必要です。これはMQA対応DACには内蔵されていますが、Roonでは用意されていません。これは技術的な問題ではなくMQA側のポリシーによるものなので、Roon以外でもいまのところMQAをデコードして再生できるソフトウェアはありません。将来的にどうなるかについてはいまのところ不明です。
Roonは基本的にはパソコンを使います。ただしパソコン以外でも、Raspberry Pi(ラズベリーパイ)やNASなど様々な形態のコンピューターにインストールすることができます。またディスプレイのないオーディオ専用PCなどにインストールすることもでき、その場合はタブレットを使って操作をすることになります。
NASにおいては、RoonServerという形態でインストールすることが可能です。NASの場合にはQNAP TVS-471(Intel Core i3 または i5、メモリ 4GB RAM)などが推奨されています。
また、このTVS-471(4ベイ)の構成として、120GBのSSDにRoon本体とデータベースをインストールし、6TB×2のドライブをミラーリング(RAID1)してメインの楽曲格納に使い、さらに6TBのドライブを週1のバックアップ用に使うという方法が推奨されています。詳しくはこちらのリンクでも紹介されています(英文)。
Q11、Roonの使いやすさは?
Roonは他のPCオーディオ用ソフトウェアと比べて、操作性という意味では使いやすいのですが、単にそれだけではありません。
Roonの開発者たちは、Roonの開発の目標として「ユーザーエクスペリエンス(操作体験)」という言葉を重視しました。
これはつまり画面が見やすいとか、メニューが洗練されていると言うだけではなく、反応時間が短いとか、システムを切り替えても落ちにくいなどの総合的なユーザー体験を意味します。タブレットでも一貫した操作ができることにも注目してください。
また使っていて楽しいという点にも配慮がなされています。たとえば豊富なアーティスト情報や楽曲間のリンクなどで、単にその曲を聴くだけではなく、音楽の世界を深めていくこともできます。単に使いやすいと言うだけではない、こうした操作体験の豊かさがRoonの魅力の1つだと言えます。
Q12、Roonはストリーミングに対応しているの?
Roonは、ロスレスのストリーミングサービスであるTIDALに対応しています。現状では、Roon上で聴くことのできるサービスはTIDALだけとなります。
TIDALに登録されたアルバムは、ローカルライブラリの音源と同様に扱うことができ、基本的に44.1kHz/16bitでの配信ということもあって音質にも優れています。また、TIDALの音源についてはシンボルを表示させることができます。
TIDALがRoonの統一されたユーザーエクスペリエンスのもとで、ローカル音源と同様かつ並列に扱えるのは大きな魅力です。ただし日本では、TIDALはまだ正式にサービスインしていない点に注意してください。
Q13、RoonはDSDやMQAには対応しているの?
RoonはDSDのネイティブ再生に対応しています。またRoonをネットワークにシステム拡張したときにも、DSD再生が可能です(再生機器が対応している必要があります)。
MQAについては、MQA音源の認識はできます。この場合は画面上にMQA形式と表示がなされます。またMQA対応機器に出力して再生することもできます。しかし、Roon本体でMQA拡張部分の再生はできません。つまりMQA非対応機器に出力する場合には、あくまでCD品質となります。
MQAの拡張部分をハイレゾとして再生するためには、MQAデコーダーというソフトウェアが必要です。これはMQA対応DACには内蔵されていますが、Roonでは用意されていません。これは技術的な問題ではなくMQA側のポリシーによるものなので、Roon以外でもいまのところMQAをデコードして再生できるソフトウェアはありません。将来的にどうなるかについてはいまのところ不明です。