今までの再生ソフトと何がちがう? 何ができる?
Q&A形式で解説!今注目の音楽再生ソフト「Roon」にまつわる“16のギモン”
Q14、RoonとDLNAの間には互換性はあるの?
Roonでは、DLNAの再生機器(LINN DSなどのネットワークプレーヤー)は使用できません。OpenHome対応機器も同様です。これはネットワークの通信方式が異なり、互換性がないからです。同様にDLNAのコントロールアプリ(たとえばKazooやPlugPlayer)をRoonで使用することもできません。
もちろん、exaSound「PlayPoint」のように、RoonReadyとDLNA、OpenHomeに同時に対応している機器であれば、それぞれを再生することができます。
ただしRoonBridgeというソフトウェアを使用して、入出力端子を経由してDLNA対応のネットワークプレーヤーを利用するということはできます。この方法については、こちらの記事を参照してください。
Roonの世界とDLNAの世界は、まったく別個のものと考えてください。通信方式だけではなく、各々の機器の役割も異なります。またDLNAではメディアサーバーごとにライブラリが散在しますが、Roonではあくまでまとめて単一に扱うなど開発ポリシーも異なります。
Q15、RoonReadyってなに?
RoonReadyとは、Roonネットワークの対応機器という意味です。Roonではネットワークオーディオにおいて、既述のようにDLNA対応機のような既存のネットワークプレーヤーは使えません。Roonを使うことができるのはRoonの通信方式を理解する機材であり、その機材のことをRoonReady機器と呼びます。「Roonの対応準備完了」というような意味です。
これは新規に開発する必要があるので、特に国内においては数はまだ少ないのが現状です。しかし海外のオーディオショウではすでに多数のRoonReady機器が発表されており、数は増えつつあります。また「Q14」で触れたようにRoonBridge機能を使うことで、従来機材を使うことも可能です。
なお、Roonは1つのソフトウェアに見えますが、大きく分けて「Control(操作部)」、「Core(中核部、データ管理部)」、「Outputs(出力部)」に分かれていて、これらがネットワーク上に分かれたものがネットワーク機器になります。これらの詳細については、こちらの記事も参照してください。
Q16、どんなオーディオ機器がRoonに対応しているの?
Roonは現在のデジタルオーディオにおけるUSB-DACを用いたPCオーディオと、ネットワークプレーヤーやNASを使ったネットワークオーディオを包括的に扱えるソフトウェアです。このためPCに直接接続するUSB-DACも、ネットワークケーブルを介して使うネットワークプレーヤーも同等に使うことができます。
USB-DACについてはほとんどの機器を使うことができます。それらはむしろPCやMacでのドライバーのインストール制限に注意してください。これは他の音楽再生プレーヤーソフトと同じです。
ネットワークプレーヤーについては既述したようにRoonReadyと明記された機器(例えばexaSound「PlayPoint」)のみを使うことができます。「Q14」もご覧ください。
(佐々木 喜洋)
Roonでは、DLNAの再生機器(LINN DSなどのネットワークプレーヤー)は使用できません。OpenHome対応機器も同様です。これはネットワークの通信方式が異なり、互換性がないからです。同様にDLNAのコントロールアプリ(たとえばKazooやPlugPlayer)をRoonで使用することもできません。
もちろん、exaSound「PlayPoint」のように、RoonReadyとDLNA、OpenHomeに同時に対応している機器であれば、それぞれを再生することができます。
ただしRoonBridgeというソフトウェアを使用して、入出力端子を経由してDLNA対応のネットワークプレーヤーを利用するということはできます。この方法については、こちらの記事を参照してください。
Roonの世界とDLNAの世界は、まったく別個のものと考えてください。通信方式だけではなく、各々の機器の役割も異なります。またDLNAではメディアサーバーごとにライブラリが散在しますが、Roonではあくまでまとめて単一に扱うなど開発ポリシーも異なります。
Q15、RoonReadyってなに?
RoonReadyとは、Roonネットワークの対応機器という意味です。Roonではネットワークオーディオにおいて、既述のようにDLNA対応機のような既存のネットワークプレーヤーは使えません。Roonを使うことができるのはRoonの通信方式を理解する機材であり、その機材のことをRoonReady機器と呼びます。「Roonの対応準備完了」というような意味です。
これは新規に開発する必要があるので、特に国内においては数はまだ少ないのが現状です。しかし海外のオーディオショウではすでに多数のRoonReady機器が発表されており、数は増えつつあります。また「Q14」で触れたようにRoonBridge機能を使うことで、従来機材を使うことも可能です。
なお、Roonは1つのソフトウェアに見えますが、大きく分けて「Control(操作部)」、「Core(中核部、データ管理部)」、「Outputs(出力部)」に分かれていて、これらがネットワーク上に分かれたものがネットワーク機器になります。これらの詳細については、こちらの記事も参照してください。
Q16、どんなオーディオ機器がRoonに対応しているの?
Roonは現在のデジタルオーディオにおけるUSB-DACを用いたPCオーディオと、ネットワークプレーヤーやNASを使ったネットワークオーディオを包括的に扱えるソフトウェアです。このためPCに直接接続するUSB-DACも、ネットワークケーブルを介して使うネットワークプレーヤーも同等に使うことができます。
USB-DACについてはほとんどの機器を使うことができます。それらはむしろPCやMacでのドライバーのインストール制限に注意してください。これは他の音楽再生プレーヤーソフトと同じです。
ネットワークプレーヤーについては既述したようにRoonReadyと明記された機器(例えばexaSound「PlayPoint」)のみを使うことができます。「Q14」もご覧ください。
(佐々木 喜洋)