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【特別企画】ハイレゾやCD再生の音質もチェック

Cocktail Audioのミュージックサーバー「CA-X40」で体感する“オールインワン”の魅力

公開日 2016/10/11 10:27 山之内正
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192kHz/24bitで録音すると、レコードのサーフェスノイズまでリアルに再現し、リアルタイムでレコードをかけているような錯覚に陥るが、テナーサックスの太い音や温かみなる中音域のタッチは、96kHz/24bitでも生々しく伝わってきた。サンプリング周波数によって音のニュアンスが微妙に変わるので、重要なレコードの場合は事前に試し録りをして、演奏や盤質によって使い分けることをお薦めしたい。

192kHz/24bitでレコードからデジタル化した音源を再生しているところ

手持ちのレコードがアナログらしい音でアーカイブできる楽しさは、デジタルを駆使した最新オーディオの醍醐味の一つだ。デジタルの力を使ってアナログの良さを引き出すというのは不思議な話に聞こえるかもしれないが、デジタル技術がいまほど熟成していなかった時代に同じことを試しても、レコードならではの生々しい感触が伝わり切らず、不満が募っていたことを思い出す。レコードのアーカイブに興味がある音楽ファンにとって、パソコンを使わずアナログ感覚で手軽に録音できるCA-X40は有力な候補になる。

(山之内 正)


特別企画 協力:ゴールドムンドジャパン

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