【特別企画】アナログ出力でも納得のサウンドへ進化
世界的エンジニア・鈴木智雄が聴くiFI-Audio「micro iDSD BL」。自宅でも”スタジオと違和感のない音”が手に入る
■基本がしっかりとしていることがiFI-Audioの大きな魅力
音、そして使い勝手。さまざまな面でmicro iDSD BLの進化を感じとった鈴木氏だが、同氏はiFI-Audioそのものについての印象を次のように話す。
「私は40年以上ミキサーをやっていていますけど、音作りの価値観ってそんなに変わらないんですよね。だから、イントロを聴くと自分がやった作品かどうかってすぐ分かるんですよ。だから、スタジオでミックスしたものを家へ持っていって聴いてみて“違和感があるかないか”ってことは一番大事な部分なんです。CDのサンプルが上がって来て聴いてみたら、なんか妙にピリピリしていますとか、もうすぐに分かるんです。
そういう見方からすると、iFI-Audioの製品って全然そういう変な違和感がないんですよね。さっきから旧micro iDSDとmicro iDSD BLの比較をしていますけど、旧micro iDSDだってそういう意味での違和感は全然なかった。確かに比べてみると差はありますけど、旧micro iDSDの柔らかい音なんかはそれはそれで魅力があるわけですよ。やっぱり、音の基本がしっかりしているからこそ、今回のmicro iDSD BLで聴けた進化もそうですし、他のiFI-Audioの製品も一度使うと手放せなくなるような魅力があるんだと思います」
世界に名だたる作品を手がけ、その音で世界中の音楽に関わる人々から高い評価を受ける鈴木氏。そんな同氏が納得したmicro iDSD BLの進化もまた、音楽好きが納得するものであることは間違いない。
(取材協力:サウンドシティ)