【特別企画】連続レポート第2弾
OPPO「UDP-203」のUHD BD再生をチェック ー 新機能“ターゲット輝度”も検証
自宅にUDP-203を持ち込んでVPL-VW1100ESと組み合わせ、実際に映像を表示しながらターゲット輝度を調整してみたところ、『レヴェナント』の豊かな階調を引き出すには高くても200〜300nitsに設定するのが最適で、直視型の液晶テレビの場合でもそれより少し高い400nitsあたりが適切と思われる。ターゲット輝度を上げすぎると画面全体が暗くなり、暗部がつぶれてしまうので、手持ちのテレビの最大輝度に合わせるのではなく、実際の映像を見ながら最適な設定値を選ぶのが正しい。
HDR設定をオフにしてSDRに変換した『レヴェナント』の映像は、本来のHDR映像に比べるとダイナミックレンジが圧縮されてしまうとはいえ、雲や夕暮れの空のグラデーションなど明るい部分の立体感を積極的に引き出し、HDR映像に多少なりとも近付く印象を受けた。調整のカギは暗部の明暗差を確保しつつ、画面全体のコントラスト感を追い込むことで、作品によって設定を変えるというアプローチもありだと思う。
■HDMI入力を用いればストリーミングコンテンツも高品位に楽しめる
UDP-203を介してネット配信の映像コンテンツを見る場合は、従来機のように内蔵アプリを使うのではなく、本機のHDMI入力を介して、googleのChromecastなど外付けのメディアプレーヤーを利用するスタイルに変更された。その方が最新コンテンツへのアップデートが迅速という理由もあるのだろう。Chromecast Ultraを用いてNetflixのコンテンツを視聴してたが、UDP-203のHDMI入力はHDR非対応ながら4Kを含む高画質コンテンツを手軽に味わうことができる。
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UDP-203はOPPOのUHD BDプレーヤーの第一弾として開発されたエントリーモデルだ。しかし、4K&HDRの入門機という位置付けながら、パフォーマンスと機能面での充実ぶりから判断する限り、実際にはミドルレンジ以上の基本性能を確保していることがわかる。価格だけで判断すると真価を見誤りかねないほど、コストパフォーマンスが高い製品と結論付けて良い。
(山之内 正)
特別企画 協力:OPPO Digital Japan
HDR設定をオフにしてSDRに変換した『レヴェナント』の映像は、本来のHDR映像に比べるとダイナミックレンジが圧縮されてしまうとはいえ、雲や夕暮れの空のグラデーションなど明るい部分の立体感を積極的に引き出し、HDR映像に多少なりとも近付く印象を受けた。調整のカギは暗部の明暗差を確保しつつ、画面全体のコントラスト感を追い込むことで、作品によって設定を変えるというアプローチもありだと思う。
■HDMI入力を用いればストリーミングコンテンツも高品位に楽しめる
UDP-203を介してネット配信の映像コンテンツを見る場合は、従来機のように内蔵アプリを使うのではなく、本機のHDMI入力を介して、googleのChromecastなど外付けのメディアプレーヤーを利用するスタイルに変更された。その方が最新コンテンツへのアップデートが迅速という理由もあるのだろう。Chromecast Ultraを用いてNetflixのコンテンツを視聴してたが、UDP-203のHDMI入力はHDR非対応ながら4Kを含む高画質コンテンツを手軽に味わうことができる。
UDP-203はOPPOのUHD BDプレーヤーの第一弾として開発されたエントリーモデルだ。しかし、4K&HDRの入門機という位置付けながら、パフォーマンスと機能面での充実ぶりから判断する限り、実際にはミドルレンジ以上の基本性能を確保していることがわかる。価格だけで判断すると真価を見誤りかねないほど、コストパフォーマンスが高い製品と結論付けて良い。
(山之内 正)
特別企画 協力:OPPO Digital Japan