テレビでは得られないシネマ体験
エプソン「EH-TW8300W」で見る “超大画面4K/HDR” 。UHD BDの人気3タイトルでチェック
■エプソン「EH-TW8300W」の4K/HDR対応の実力をチェック
高画質映像の代名詞ともなりつつある4K/HDR。Ultra HD Blu-ray(以下、UHD BD)作品も100タイトルを超え、今まさに普及し始めた映像体験だが、その映像を家庭の大画面スクリーンへ映し出すのがホームプロジェクターだ。
エプソンの「EH-TW8300W」は実売400,000円前後という、自宅にハイクオリティーなホームシアターを導入したいAVファンにとって外せない価格帯で、4K相当の高画質とHDR対応という最新鋭のスペックを満たした注目モデル。UHD BDの作品が揃い始めた今こそ、その対応度をチェックしてみたい。
EH-TW8300Wの4K/HDR関連のスペックを紹介しよう。プロジェクターとしては0.74型ワイドポリシリコンTFT液晶パネルを3枚使った3LCD方式。パネル解像度は1920×1080のフルHDだが、4K信号を入力し、4K相当の高画質で表示するエプソンの「4Kエンハンスメントテクノロジー」により、4K解像度の信号表示に対応する。
ランプの最大輝度は最大2,500ルーメンで、フル10bitカラープロセッシング(約10億7000万色)の表示に対応と、スペック面もHDRレディ。本体のHDMI端子は2系統、「WirelessHDトランスミッター」は4系統入力に対応。またEH-TW8300Wならではの機能である無線映像伝送技術「ワイヤレスHD」も「4K/HDR」信号へ対応する。なお、ワイヤレスの場合は最大フォーマットが4:2:2(10bit)という仕様となる。
それでは早速最新のUHD BDタイトル、映画『ラ・ラ・ランド』(北米版)から鑑賞していこう。
●映画『ラ・ラ・ランド』は、UHD BD版とBD版で圧倒的なクオリティ差
映画『ラ・ラ・ランド』で、UHD BD版(4K/HDR)とBD版(2K/SDR)の比較を行いたい。まずはUHD BD、チャプター2はブルーの壁にブルーの衣装という色彩から始まるが、EH-TW8300Wの映し出す映像は、ブルーの濃淡による画面作りも的確に描き分ける。画面にノイズが常に存在する映像も、高解像度かつストレートに4K相当のクオリティとして引き出す。
続くシャワーを浴びたミア(登場人物)の、肌が光る姿のダイナミックな陰影、肌の水滴の光沢感も見事だ。女子3人で、部屋のなか電灯を向けて遊ぶ光の動きは、まさしくHDR向きの、高輝度情報を使った演出の遊びだが、EH-TW8300Wでは余裕の表現で正しく描き分けていた。
続く路上でダンスし、車に乗り込みパーティー会場へと向かうシーン。暗闇のなかで登場人物たちが着る衣装の青、赤、緑、黄という“暗くビビッドな色”も正しく描き出したのは実に素晴らしい。
チャプター11のライブシーン。全暗の状態にスポットライトが指すというシーンに始まり、ギラギラと輝くネオンとフラッシュというあまりに難しいシーンだが、それを余裕のコントラスト表現でクリア。漆黒の暗部からまばゆい明かりへの丁寧なグラデーションを生み出した。印象的に光るセブ(登場人物)の手元のキーボード、といった光の表現も素晴らしい。
一見レトロ調の映像だが、観れば観るほど難しいシーンが連続し、まさしくHDR時代を見据えて画面が作られた映画『ラ・ラ・ランド』だが、EH-TW8300Wはその解像度とHDRらしい表現を存分に発揮し、作品を楽しませてくれた。
それでは同じ『ラ・ラ・ランド』でも、BD版ではどうなるのだろうか。実際に視聴してみると、これは予想を遥かに超えた差が現れた。
高画質映像の代名詞ともなりつつある4K/HDR。Ultra HD Blu-ray(以下、UHD BD)作品も100タイトルを超え、今まさに普及し始めた映像体験だが、その映像を家庭の大画面スクリーンへ映し出すのがホームプロジェクターだ。
エプソンの「EH-TW8300W」は実売400,000円前後という、自宅にハイクオリティーなホームシアターを導入したいAVファンにとって外せない価格帯で、4K相当の高画質とHDR対応という最新鋭のスペックを満たした注目モデル。UHD BDの作品が揃い始めた今こそ、その対応度をチェックしてみたい。
EH-TW8300Wの4K/HDR関連のスペックを紹介しよう。プロジェクターとしては0.74型ワイドポリシリコンTFT液晶パネルを3枚使った3LCD方式。パネル解像度は1920×1080のフルHDだが、4K信号を入力し、4K相当の高画質で表示するエプソンの「4Kエンハンスメントテクノロジー」により、4K解像度の信号表示に対応する。
ランプの最大輝度は最大2,500ルーメンで、フル10bitカラープロセッシング(約10億7000万色)の表示に対応と、スペック面もHDRレディ。本体のHDMI端子は2系統、「WirelessHDトランスミッター」は4系統入力に対応。またEH-TW8300Wならではの機能である無線映像伝送技術「ワイヤレスHD」も「4K/HDR」信号へ対応する。なお、ワイヤレスの場合は最大フォーマットが4:2:2(10bit)という仕様となる。
それでは早速最新のUHD BDタイトル、映画『ラ・ラ・ランド』(北米版)から鑑賞していこう。
●映画『ラ・ラ・ランド』は、UHD BD版とBD版で圧倒的なクオリティ差
映画『ラ・ラ・ランド』で、UHD BD版(4K/HDR)とBD版(2K/SDR)の比較を行いたい。まずはUHD BD、チャプター2はブルーの壁にブルーの衣装という色彩から始まるが、EH-TW8300Wの映し出す映像は、ブルーの濃淡による画面作りも的確に描き分ける。画面にノイズが常に存在する映像も、高解像度かつストレートに4K相当のクオリティとして引き出す。
続くシャワーを浴びたミア(登場人物)の、肌が光る姿のダイナミックな陰影、肌の水滴の光沢感も見事だ。女子3人で、部屋のなか電灯を向けて遊ぶ光の動きは、まさしくHDR向きの、高輝度情報を使った演出の遊びだが、EH-TW8300Wでは余裕の表現で正しく描き分けていた。
続く路上でダンスし、車に乗り込みパーティー会場へと向かうシーン。暗闇のなかで登場人物たちが着る衣装の青、赤、緑、黄という“暗くビビッドな色”も正しく描き出したのは実に素晴らしい。
チャプター11のライブシーン。全暗の状態にスポットライトが指すというシーンに始まり、ギラギラと輝くネオンとフラッシュというあまりに難しいシーンだが、それを余裕のコントラスト表現でクリア。漆黒の暗部からまばゆい明かりへの丁寧なグラデーションを生み出した。印象的に光るセブ(登場人物)の手元のキーボード、といった光の表現も素晴らしい。
一見レトロ調の映像だが、観れば観るほど難しいシーンが連続し、まさしくHDR時代を見据えて画面が作られた映画『ラ・ラ・ランド』だが、EH-TW8300Wはその解像度とHDRらしい表現を存分に発揮し、作品を楽しませてくれた。
それでは同じ『ラ・ラ・ランド』でも、BD版ではどうなるのだろうか。実際に視聴してみると、これは予想を遥かに超えた差が現れた。