【特別企画】ラディウスならではの音づくり
ソニー以外で初!ラディウスのLDAC対応ワイヤレスイヤホン「HP-BTL01」を聴く
まず、HP-BTL01のネックバンドはシリコン製で、柔らかに曲げる事もできる。人間工学的なアプローチで作られた形状とカーブが、装着した際には首元にゆったりとフィットする。40gと軽いため、着けていることをほとんど感じる事もない。
またネックバンド部のシリコン素材は滑りにくく、洋服の上に身につけてもずれにくい。本体カラーはマットなブラックで、Tシャツやカットソー、ポロシャツ、ワイシャツ、スーツなど、どんな服装と組み合わせても自然に馴染みそうだ。
もう一つ、装着して気づいた細かな作り込みポイントは、「HP-BTL01」ではネックバンドから左右のイヤホンケーブルを伸ばす口が、ネックバンド先端部ではなく真ん中あたりにあること。ちょうど耳の真下からイヤホンケーブルが伸び、ネックバンドと耳元を最短距離でつなぐ形になる。
ネックバンドとイヤホンを繋ぐケーブルは約17cmで、余ってゆるむ事もないし、顔を左右を振った際のマージンも上手く確保されている。イヤホンを耳から外して持ち歩く際にも、ケーブルが短い事もあって収まりが良い。
ネックバンド部のボタンは、左側の先端内側に電源ボタンと音量(+−)ボタンを備えている。ネックバンドなら首元にあるので操作しやすいし、丸型の電源ボタン(電源ON時に長押しでペアリング、再生/一時停止等のマルチファンクション仕様)とシーソー型の音量+−ボタンなら手探りでも押し間違える心配もナシと、機能的な作り込みがなされている。
ネックバンド左側には、microUSB端子による充電端子も搭載。充電しながらBluetoothで音楽を聴くことができるのが嬉しい。また付属の専用イヤホンケーブル(3.5mm - Micro USB)を使えば、プレーヤーやスマホとのワイヤード(有線)接続も可能となっている。なお、ワイヤード接続時にも内蔵アンプを駆動させるため、バッテリー残量が必要な仕様となっている。
ネックバンド右側の内側にはハイレゾ対応のLDACコーデックロゴが刻印されているが、ボタンや接続端子はないシンプルな構成。なにか操作するときはネックバンド左側、と覚えておけば迷わない。
■パワフルな“ラディウスのハイレゾ”に「LDAC」の情報量をプラス
さて、いよいよラディウス「HP-BTL01」のサウンドを聞いてみよう。冒頭でも説明した通り、本機の最大の特徴は、LDACによるハイレゾ音源への対応だ。そこで今回は再生プレーヤーにソニーのウォークマンを用意し、LDAC環境でハイレゾ音源のリスニングを試みた。