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激増中の高画質配信コンテンツ、大画面ならもっと楽しく! BenQの4K HDRプロジェクター「HT2550」で体験

公開日 2018/05/22 08:00 折原一也
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ポリゴン・ピクチュアズが手がけた3DCG映画『GODZILLA 怪獣惑星』もHT2550で鑑賞したいタイトル。2K配信のCGアニメーション映画だが、映像クオリティとしては一級品。宇宙を航行するシャトルで繰り広げられるドラマと作品の設定が映像と共に語られる冒頭のシーンを鑑賞すると、船内の非常を告げる赤色のランプの色抜け、グリーンで表示される船内通信の発色のクリアネスから、HT2550の純度の高い色再現性が良く見て取れる。

『GODZILLA 怪獣惑星』

4K/HDR対応プロジェクターとしては、黒色の沈みはエントリー並みと認めるほかないが、アニメーション作品のなかでも劇場映画の基準で作り上げられた『GODZILLA 怪獣惑星』のダイナミックな画面の構図とトーンでは、視聴空間に劇場さながらの体験を生み出す。映像モードは「Vivid TV」がベスト。「CinemaMaster Video+」の設定を開いて「Pixel Enhancer 4K」を調整。基準値の0から、1 - 3程度までプラスしても良い。

そして、いまNetflixが大プッシュ中の新作連続ドラマ『ロスト・イン・スペース』も鑑賞。宇宙で植民地開拓のために航行中のロビンソン一家が、別の惑星に不時着し、サバイバルを繰り広げるSFドラマ。元を辿ればSFシリーズ『宇宙家族ロビンソン』を現代版にリメイクした作品だ。

『ロスト・イン・スペース』

Netflixでは4K画質で配信されている本作だが、宇宙船からスタートするSFのシーンの作り込みは必見。HT2550で鑑賞したところ、やはり宇宙船の世界観に入り込む没入感、そして宇宙服から照らされるライトの色の抜けといった、現代的な映像技術で作り上げられた画質は必見。不時着することになる未知の惑星は雪に覆われた世界で白とブルーの景色が多数登場するが、HT2550のピュアな白色は眩しげなシーンもコントラストのニュアンスの違いを描き分けた。

大画面での美しい映像が極めて高い没入感をもたらす

何より非現実的な空間、他惑星の雪景色という非日常を圧倒的なスケールの大画面で再現してくれるのは、テレビ鑑賞では得られない体験だ。映像モードの選択では、やはりドラマ的な映像トーンなので「Vivid TV」をベースにして調整。「Pixel Enhancer 4K」の設定を1-2程度まで上げると、本作の持つ映像クオリティをさらに引き出す。

HT2550は画質調整機能も豊富。好みに応じた追い込みが行える

もう一つ、『ロスト・イン・スペース』を続けてじっくり鑑賞する際にチェックして欲しいのがHT2550の「Silence」機能で、画面解像度をフルHDに抑えるかわりに本体の騒音レベルも一段下げてくれる。連続ドラマを鑑賞するとなると、視聴体験も長丁場になる。より快適に映像世界に入り込みたいなら、積極的に使いこなしたい。

☆ ☆ ☆


今回、BenQのHT2550とChromeCast Ultraの組み合わせでNetflixを鑑賞したわけだが、もはや日常的に溢れている4K/HDR作品を本来のクオリティで鑑賞しないのは、もったいないと思えるほどの体験だった。本格的なホームシアターはちょっと気が引ける…という人も、手の届く価格帯かつシンプルに手間なく大画面映像が視聴できるHT2550で、プロジェクターにトライしてみてほしい。

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