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【特別企画】ランニング特化のENDURANCE PEAKも

“超多芸多才” 完全ワイヤレスイヤホン、JBL「UA SPORT WIRELESS FLASH」の完成度が凄い!

公開日 2018/12/14 06:30 編集部:風間雄介
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外れる予感さえ感じさせない、しかも圧迫感がないフィット感

UA FLASHはスポーツ向けモデルだけに、長時間快適に使えるフィット感も重要だ。イヤーウイング一体型のスタビライザーはS/M/Lサイズを用意。さらにイヤーチップは独自の「フレックスフィット」で、これもS/M/Lの3サイズが用意される。

同梱物一覧

イヤーウイング一体型のスタビライザー、独自イヤーピースでフィット感を高められる

スタビライザーとイヤーチップ、それぞれを実際に試してフィット感を確認していけば、ピタッとフィットするサイズが見つかるはずだ。ちなみに私は、どちらもデフォルトのMサイズでちょうどよかった。

イヤホンを着けたままランニングしてみたが、外れる予感すら一切感じさせない安定性が頼もしい。さすが、アンダーアーマーの名を冠するだけのことはある。しかも、外れにくさを謳うイヤホンにありがちな、嫌な圧迫感もない。普段使いで長時間使用しても快適に使える。スタビライザーとイヤーチップの素材が良いのだろう。

周囲の音を確認できる2つの機能が超便利

さて、完全ワイヤレスイヤホンを使っているとき、個人的にストレスに感じるのが、会計など人と話す際、その都度イヤホンを外すのが面倒という問題だ。

外さないと声の言葉が聞こえないので仕方ないのだが、単に面倒というだけにとどまらない。イヤホンを外したときにうっかり下に落としてしまったり、ポケットに無造作に突っこんで後でどこへ行ったかわからなくなったり、何かとトラブルの種なのだ。

最近ではこういった問題を解決するため、外音取り込み機能を備えたモデルが増えている。名称は様々だが、周囲の音を聞き取りやすくする機能に変わりない。

このUA FLASHには、この周囲の音を聞き取りやすくする機能が、1つだけではなく2つも用意され、シチュエーションによって使い分けられる。

一つは「アンビエントアウェア機能」。左側イヤホンのUAロゴ部を2回押すと、「ピコッ」というサウンドとともに音楽のボリュームが少し下がり、外音が聞こえてくる。

左側のロゴ部を押すことで周囲の音を聴くことができる

同種の機能では、マイクで集音した音を無理に大きくして違和感を覚える商品もあるが、本機は外音が自然に聞こえてくるので、自然に会話できる。なおかつ音楽も小音量ながら聴き続けられるのが嬉しい。この状態で家族と会話してみたが、相手がふつうの声量でもしっかり聞こえる。ちょっと外音が聞きたいとき、周囲と会話したいとき、ふだんはこのアンビエントアウェア機能を使えば問題ないだろう。

もうひとつは「トークスルー機能」だ。これは左側イヤホンのロゴ部を1回押すことで起動できる。周囲の音が聞こえやすくなるのは「アンビエントアウェア」と同じだが、このトークスルーは、音楽再生の音量がかなり下がるところが異なる。だから、より集中して外音を聞くことができるのだ。たとえば電車内や空港でのアナウンスなど、聞き逃したくない情報にしっかり耳を傾ける場合は、こちらを使うとよい。

周囲の音を聞く機能が2つもあると混乱するのではないかと思うかもしれないが、実際に使ってみると全く問題ない。起動音もことなるので、慣れると自在に使い分けられる。メインで使う機能はどちらか片方になるかもしれないが、そもそも選択肢があること自体が嬉しい。

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