タッチ操作やヒアスルーなど機能性も充実
音も機能も“ワンランク上”のBluetoothヘッドホン。オーディオテクニカ「ATH-SR50BT」レビュー
また、ノイズリダクションのマイクを活用し、外部の音を音楽とミックスして聞ける「ヒアスルー機能」も搭載している。マイクで拾った音にはイコライジングをかけているようで、人の声などは普通に聞くより鮮明だ。音楽を楽しみつつ、話しかけられてもすぐ反応できるよう備えておきたい時や、電車内アナウンスを聞き逃したくない時に重宝する。
これとは別に、左ハウジング下部のボタンを押すことで使える「クイックヒアスルー機能」もある。音楽を完全にミュートし、マイクで取り込んだ環境音だけを集中して聞くというもので、ヘッドホンを着け外しすることなくワンタッチで身の回りを確認できる。また通常のヒアスルーと同様、人の声を含む帯域がややはっきり聞こえるようにも感じられた。
ノイズリダクション/ヒアスルーは、左ハウジングのタッチセンサーを手で覆うようにすることで切り替えができる他、後述のスマートフォンアプリ「Connect」でも切り替えができる。さらにヒアスルーの外音取り込み具合も3段階で調節可能だ。
これらの機能を併用しても、バッテリーの持ちは非常にタフ。例えばノイズリダクション+Bluetooth再生でも、最長約28時間の連続使用ができる。毎日の通勤/通学に加えて休日の行楽に持ち出すと考えても、充電は1週間に1度、多くとも2度程度で済みそうだ。
■スマホで使うなら入れておきたい専用アプリ「Connect」
ATH-SR50BTをスマホと一緒に使うのであれば、欠かせないのがスマートフォンアプリ「Connect」だ。これは対応するオーディオテクニカBluetooth製品の設定変更や、説明書へのアクセスが簡単にできる便利アプリ。さらにスマホのGPSを駆使して製品の位置情報を記憶できるので、製品を屋外でうっかり紛失してしまった際、探す手がかりになる。
ATH-SR50BTと接続した場合、前述したノイズリダクションとヒアスルー機能の切り替えや、ヒアスルーの外音取り込み強度調節以外に、BluetoothコーデックをaptX/AAC/SBCの中から手動選択することが可能だ。
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