[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域:第224回
AirPodsをさらに便利に! 耳へ最高に「しっくり」させるアクセサリー6機種、全部試した
タイプとしては、以下の3つに分けることができる。
●本体のホールド力を向上させるカバー
・Spigen TEKA AirPods Earhooks
・DamonLight Earhook
●耳かけパーツでホールド力を向上させるフック
・elago AirPods Earhook
・Elecom P-APAPHN
●落下トラブルへの保険となる左右連結ストラップ
・Spigen TEKA AirPods Strap
・Elecom P-APAPHN
■ホールド力向上!シリコン製カバー
「裸のAirPodsだと自分の耳にはどうもフィットしない……着けたまま走ったりすると落ちそうで気になる……」そんなユーザーに向けて、まずこちら!ホールド力を向上させてくれるAirPodsカバーを紹介しよう。
Spigenはシリコン素材による滑り止め効果に加えて、サイズアップによるきっちり感+外耳に内側から引っ掛けるフィンの増設でホールド感をぐっと向上させる狙い。
実際に装着して装着……SpigenをAirPodsに装着して、Spigenを装着したAirPodsを僕に装着してみると、その効果は確かに大きく、ホールド力「増し増し」といった感じ。僕はしないが、運動をしてもぜんぜん問題なさそうだ。
DamonLightも同じくシリコン素材だが、サイズアップ&形状変更してくるSpigenとは逆に超薄型で、AirPodsの形にほとんど変化をもたらさない。実際に装着して装着してみても、その装着感は裸Podsと比べてほとんど違和感がない。ホールド力もシリコンの滑り止め効果のみによる「ちょい増し」程度な感じだ。
こちらは激しい運動に向けた製品というより、「裸Podsのホールド力に少し不安がある人がその不安を解消できるアイテム」という認識が良いかもしれない。
ただこのDamonLightは一点、AirPods本体に装着するアイテムとして画期的な強みを備えている。なんと、装着したまま!AirPodsを!ケースに収納できるのだ!
逆に言えばDamonLightの他は、ケースから出し入れするたびにアイテムの付け外しが必要ということ。普通に面倒なので「それ、身軽・手軽が強みのAirPodsを使う意味なくなるんじゃ……」感が出てくることは否めない。
だが、すでにAirPodsをお使いのユーザーの中には、多少面倒が増えても、ちょっとした出費だけでホールド力をアップできるならお得!と考える方もいることだろう。その面倒をわかった上で割り切れるなら、この手のアイテムもぜんぜんアリだ。
その際には「AirPodsへの付け外しのしやすさ」にも注目して製品を選んでほしい。
「運動するときだけカバーをつけてホールド力アップ!」
「充電するときはフックを外してケースにイン!」
みたいな使い方をする場合、そのアイテムの付け外しのしやすさがそのまま、アイテム+AirPodsの使い勝手の良さに直結する。
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