[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域:第226回
AirPodsのそっくりさん、買ってもOK? あなたの知らない “エセPods” の世界
さて、購入時点でメモしておいたURLが現在では無効になっていたりして、細かなスペックや正式な製品名、価格等の把握が難しい製品もあり、以後はそれぞれ以下の仮呼称にて記載していく。
●マシPods:ぱっと見の再現度が高い上、掲載ページ記載のスペックも妙に高かったハイエンドエセPods。購入時4,599円。
●スケPods:初期iMac時代のAppleへのリスペクトも表現するためか蓋部分をトランスルーセントな素材にしてあるエセPods。購入時3,399円。
●デカPods:デカいエセPods。購入時2,580円。
■ラブ&オリジナル!エセPodsは意外と超個性的!
ではもうぱっと見的にヤバ……面白いところから見ていこう。まずはマシPods!
こちらは前述の通り、特にケースは外観の再現性が高い。遠目には本物と区別をつけることが難しいだろう。とはいえ実物を手にして確認すると、プラスチックの仕上げの透明感や滑らかさは本物に遠く及ばないし、ケースの蓋がマグネット式ではない、マイク位置がうどん先端ではない、タッチセンサーではなく小さな小さな物理ボタンを装備など、仕様的な違いもある。
しかしケース内へのイヤホン本体の固定は、しっかりマグネット式を維持してある辺り、「ここは使い勝手的に外せないでしょ!」という意志を感じる。
ちなみにパッケージも特にそれっぽくていい感じだった。ただ販売製品ページ記載されていた「モバイルバッテリーとしてもお使いいただけます」「IPX5防水/防塵」というハイスペックについては実物のパッケージ等には記載が見当たらない。
次ページケース蓋が透けて中が見える安心感の「スケPods」、圧倒的軽量の「デカPods」