いままで使えなかった場所にも対応
より低い位置までカバー! フルテック「NCF Booster」新モデルの効果を引き出す
不安定になりやすい電源などの端子周りやケーブルをしっかりと支えて、クオリティアップを図るフルテックのアクセサリー「NCF Booster」シリーズ。ここに、さらに低い位置にある端子をサポートできる新モデル「NCF Booster-Signal-L」が加わった。ベースがコンパクトで、価格もより手頃。シリーズ共通仕様のため、オプションと自由に組み合わせた幅広いクオリティアップと使いこなしも可能だ。薄型や小型の機材が多いネットオーディオ環境などで、効果的なクオリティアップが図れる待望の新製品をレポートする。
クレイドルを低くできるNCF Booster-Signal-L
■より低い位置にも使えて、広範な端子周りを音質改善(Text by 山之内 正)
フルテックのNCF Boosterシリーズに、NCF Booster-Signal-Lが追加された。ベースプレートの高さをギリギリまで抑えてクレイドルフラットの位置を下げ、低い位置の端子や背の低いコンポーネントでも使いやすいように工夫したことが今回のポイント。特にネットオーディオのジャンルは薄型のコンポーネントが多いので、本品が威力を発揮しそうだ。
電源ケーブルのコネクター支持に最適なオリジナルのNCF Booster(32,800円/税抜)を皮切りに、各種信号ケーブルに応用したNCF Booster-Signal(19,800円/税抜)を追加。今回のNCF Booster-Signal-Lはそれに続く第3弾ということになるが、基本的な仕組みに変わりはなく、静電気対策と振動対策を同時に発揮するというコンセプトも共通だ。
静電気を抑える特殊素材のNCFを調合させた、ナイロン樹脂とオーディオグレードのABS樹脂の組み合わせに加え、クレイドル内部の入念な振動対策がコネクターやケーブルの振動を低減する。
通常のNCF Booster-Signalは基本の高さが44〜82.5mmだが、新しいNCF Booster-Signal-Lは23.8〜81.4mmと、低いポジションでは約2cm下がり、またシリーズ共通のエクステンションシャフトバーが2本付属するので、高いポジションは、NCF Booster-Signalとほぼ同じ高さまでカバーする。
バーをオプションで追加すればさらに高い位置で使うこともできるが、ベースプレートが軽いので重心は高めになる。端子の位置はコンポーネントによって千差万別だが、この2種類を使い分ければ用途は一気に広がる。
ネットワークプレーヤーやUSB DACの場合、インターコネクト出力(アナログ・ライン)はもちろんのこと、LANケーブルやUSBケーブルなど、デジタル伝送系でも静電気と振動が音質に与える影響は小さくない。さらにユニバーサルディスクプレーヤーやリンのDSMでは、HDMIケーブルの振動対策も視野に入れておくべきだ。
LAN、USB、HDMIいずれも構造的な問題で嵌合が甘くなりやすく、それが原因となるトラブルも珍しくない。オーディオ用途をメインに考えていないので仕方ない面もあるが、NCF Boosterシリーズを導入すれば音質改善と信頼性向上を同時に実現できる可能性が高い。
クレイドルを低くできるNCF Booster-Signal-L
■より低い位置にも使えて、広範な端子周りを音質改善(Text by 山之内 正)
フルテックのNCF Boosterシリーズに、NCF Booster-Signal-Lが追加された。ベースプレートの高さをギリギリまで抑えてクレイドルフラットの位置を下げ、低い位置の端子や背の低いコンポーネントでも使いやすいように工夫したことが今回のポイント。特にネットオーディオのジャンルは薄型のコンポーネントが多いので、本品が威力を発揮しそうだ。
電源ケーブルのコネクター支持に最適なオリジナルのNCF Booster(32,800円/税抜)を皮切りに、各種信号ケーブルに応用したNCF Booster-Signal(19,800円/税抜)を追加。今回のNCF Booster-Signal-Lはそれに続く第3弾ということになるが、基本的な仕組みに変わりはなく、静電気対策と振動対策を同時に発揮するというコンセプトも共通だ。
静電気を抑える特殊素材のNCFを調合させた、ナイロン樹脂とオーディオグレードのABS樹脂の組み合わせに加え、クレイドル内部の入念な振動対策がコネクターやケーブルの振動を低減する。
通常のNCF Booster-Signalは基本の高さが44〜82.5mmだが、新しいNCF Booster-Signal-Lは23.8〜81.4mmと、低いポジションでは約2cm下がり、またシリーズ共通のエクステンションシャフトバーが2本付属するので、高いポジションは、NCF Booster-Signalとほぼ同じ高さまでカバーする。
バーをオプションで追加すればさらに高い位置で使うこともできるが、ベースプレートが軽いので重心は高めになる。端子の位置はコンポーネントによって千差万別だが、この2種類を使い分ければ用途は一気に広がる。
ネットワークプレーヤーやUSB DACの場合、インターコネクト出力(アナログ・ライン)はもちろんのこと、LANケーブルやUSBケーブルなど、デジタル伝送系でも静電気と振動が音質に与える影響は小さくない。さらにユニバーサルディスクプレーヤーやリンのDSMでは、HDMIケーブルの振動対策も視野に入れておくべきだ。
LAN、USB、HDMIいずれも構造的な問題で嵌合が甘くなりやすく、それが原因となるトラブルも珍しくない。オーディオ用途をメインに考えていないので仕方ない面もあるが、NCF Boosterシリーズを導入すれば音質改善と信頼性向上を同時に実現できる可能性が高い。
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