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【特別企画】

編集部&評論家が試して分かった、リモート会議/ウェビナーにオススメのオーディオテクニカ製品

公開日 2020/11/16 06:40 ファイルウェブ編集部
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仕事でウェビナー主催/登壇する機会が増えた方や、講義をオンラインで行うことになった教育関係者の方も多いはず。しっかり情報を伝える必要のあるウェビナーやオンライン講義では、音声の聴き取りやすさがいっそう重要になります。そこで、まさに大学でオンライン講義を行っている評論家の生形三郎氏に「ATR2100x-USB」を使っていただき、感想をうかがいました。

ウェビナーやオンライン講義をする方へ。
簡単&高音質なUSB/XLRマイク「ATR2100x-USB」を
録音のプロ&オンライン講義実施中の生形氏がレビュー



この春から洗足学園音楽大学(音楽・音響デザインコース)の講師に着任し、オンライン講義を行っています。自分の声を少しでもストレス無く聴いてもらえるよう、音楽収録に使っているコンデンサーマイクを使っていましたが、音は良いもののセッティングが面倒なため、他にもいいシステムがないか模索していたところ「ATR2100x-USB」を使わせてもらえることになりました。

USB/XLRマイク「ATR2100x-USB」¥OPEN(直販サイト価格 税込11,880円)

「ATR2100x-USB」を手に取ってみると、業務用マイクを手掛けるオーディオテクニカだけあり、実に作りが良い。付属のUSBケーブルでPCにつなぐと、すぐ認識されて使用可能になります。給電が確認できる青色のLEDの横には電源オンオフのスイッチが搭載され、音声のミュートが本体で行えるのも、音声の誤配信を防げるので実に嬉しい仕様です。

三脚と組み合わせての使用はもちろん、手に持って使うことも可能。本体に電源ON/OFFボタンも用意

また本体底面にはイヤホン出力がついており、マイクから拾う自分の声をモニターしながら、同時にパソコンの音声出力を聴くことができる。これも実に便利です。

USB Type-C端子のほかXLR端子も用意。自分の声をモニターできるイヤホン出力端子や、ボリューム調整機構も備えている

他にも、ミニ三脚が付属しており、同じく付属のマイクホルダーと組み合わせることで、デスクトップに省スペースに設置可能となっています。三脚はマイク本体の重量とマッチしていて、小さいものの安定度が高い。手軽に組み立てできて場所も取らないので、これまで使用していたマイクスタンドよりもはるかに使い勝手がよかったですね。

そして、肝心の音質。良質で十二分のクオリティです。授業で使う前に、自分のタブレット端末から会議に参加して自分の喋り声を確認してみましたが、当然ながらノートPCの内蔵マイクと比べて格段に音が良い。ダイナミック型マイクなので細かい音や遠くの音を拾いすぎず、声だけに集中しやすくなります。またグリル(銀色のメッシュ部分)が、息の吹きかけやサ行の発音によるノイズを軽減してくれます。

USB接続に加え、付属のXLRケーブルを使えばアナログ接続マイクとしても使えるので、外部ミキサーを使った動画配信などにも重宝すると思います。

「ATR2100x-USB」は、私と同じように大学の講義を長時間行う方や、ウェビナー講師、動画配信者の方々に間違いなくおススメできる製品です。まだまだオンライン講義は続きそうです。使ってみて好感触だったので、自分でも購入しようと思っています。


(協力:株式会社オーディオテクニカ)

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