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どんな音楽にも最適、唯一無二の表現力!FAudioの限定イヤホン「Project Y」レビュー

公開日 2020/12/17 06:30 草野晃輔
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曲の魅力を引き立てる、解像度と透明度に優れたサウンド

試聴はAstell&KernのDAP「A&ultima SP1000」の2.5mmバランス端子に接続して行った。一聴してすぐ、透明度と解像度が極めて高いことがわかる。音の立ち上がりが速く、音像が明瞭だ。その内側に微細な音の粒がぎゅっと詰まっているイメージで、楽器同士の音像がしっかり分離しつつもよく溶け合う。

ハイレゾDAPと組み合わせ試聴。立ち上がりもスピーディーで、明瞭かつ解像度の高いサウンドが楽しめる

面白いのが、どのジャンルの楽曲を聴いても、そのジャンルにチューニングしたのかと思うほど「最適なサウンドを聴かせてくれる」こと。長時間聴いていたくなるし、実際につい長時間聴いてしまう。そして、長時間聴いていても疲れにくい音なのだ。

まずは、生楽器を中心にした楽曲から試す。ビル・エヴァンス・トリオの名曲「My Foolish Heart」では、冒頭のゆったり入るピアノの音に注目だ。

繊細なタッチや抑揚が手に取るように感じられる。一般クラスのイヤホンで聴くと音が痩せてしまい、空間に広がる様子までは分かりにくいのだが、本機では広い空間にやさしく伸びていく。続くシンバルはシズルのジュワーっとした細かい音とスネアをブラシでこする音がともに塊にならず、伸びやかなピアノと絡み合う。生演奏を聴いていると錯覚するような心地よいサウンドだ。

続いて小澤征爾指揮の「レスピーギ:交響詩 ローマの松」(ボストン交響楽団)を再生。天井を感じさせないほど広い空間で、熱量の高い演奏が繰り広げられる。管楽器、弦楽器とも中域から高域にかけてシルキーでスムーズ。それでいて、細かく音が変化する部分では素早い出だしの音が次々に迫ってくる。滑らかさとスピード感を見事に両立した、イヤホンとは思えない雄大なスケール感ある再生を楽しめた。

どんな音楽も、合わせたかのように最適に鳴らす。唯一無二の表現力を持つイヤホンだ

ロックやポップスは、ボーカルやギターのソロパートのような楽曲のおいしい部分をしっかり聴かせるイメージだ。ヨルシカの「花に亡霊」では冒頭、ピアノと溶け合うボーカルsuisのやさしい透き通った歌声に耳を奪われる。これが、サビになると存在感がアップ。力強い声は音像がより明瞭になり、しっとり高域まで伸びる。透明感と実像感という、2つの歌声の違いをしっかりと描き分け、楽曲に込められたであろう作り手たちのメッセージを確実に伝えてくれるのだ。

マリリン・マンソンの「WE ARE CHAOS」ではギターとベースが躍動。ギターのディストーションは量感豊かでその迫力に圧倒される。ベースはギターの音を下から支えているかのように力強い。

ジャンルはもちろん、楽曲も選ばないオールマイティなサウンドだが、それは決して平均的だからではない。タイプの異なる3種類のドライバーの性能を入念なチューニングで引き出し、唯一無二といえる表現力を手に入れたからこそ、楽曲やジャンルに最適なサウンドを導いて、聴き手に届けてくれるのだろう。

Project Yは、「聴き手を喜ばせるサウンド」「造形美」「機能美」のすべてを満たし、近い将来名機と語り継がれる可能性を大いに秘めている。そんな希少モデルを手に入れられるのは全世界でわずか399名。その一人になるなら、今が最初で最後のチャンスだ。

(企画協力:ミックスウェーブ株式会社)

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