遮音性、装着感、ケーブル長などの観点から考察
「音ゲープレイに最適なイヤホン」の条件は? 音ゲーマーのポタオデマニアが考えてみた
僕はゲームセンターが好きだ。特に高校〜大学時代は、その青春を費やしたといっても過言ではない。『頭文字D』などのレースゲームや『ストリートファイターIV』などの格闘ゲームに始まり、最終的に最も打ち込んでいたのは音楽ゲームだった。
『jubeat』『ダンスダンスレボリューション』『ポップンミュージック』『beatmaniaIIDX』などなど、店内にある筐体を巡るように遊んでいた(大して上手くはなかったけど……)。今でも音ゲーはよく遊んでいて、最近はコロナ禍という状況もあって行く機会が限られているものの、平日のお昼のような利用客が少ない時間帯を狙って足を運んだりしている。
そんなゲームセンターの音楽ゲームだが、ここ10年ほどでひとつの流れが確立しつつある。それは筐体へのイヤホンジャックの搭載だ。フロアを沸かせるようなロールプレイング的要素を持っていた音楽ゲームが、その競技性を伸ばし、個のプレイヤーが集中して取り組むようになったゆえの必然と言えるだろう。喧々たるゲームセンターの店内で、しっかりとリズムを捉えるためには必要不可欠なのだ。
もともと、筐体内のライン出力をヘッドホンアンプへと引っ張り出し、自前でイヤホンに対応させている店舗も少なくなかった(今も数多く存在する)。しかし、筐体を開発するメーカー側がそういった流れに対応してきているということは、いよいよそれが主流になったということだ。
……とまあ、ここまでを読んで「へえ、そうなんだ!」と思った人もいれば、「うんうん、そうなんだよね」と頷いている人もいることだろう。特にそんな後者の人達に伺いたいのは、『ゲームセンターにどんなイヤホン(ヘッドホン)を持っていってますか?』ということ。こだわっている人ももちろんいるだろうが、手持ちのイヤホンをとりあえず持っていっている人も多いのでは?
最近はゲーミングヘッドセットやゲーミングイヤホンが台頭してきていて、音楽鑑賞用のそれとは求められる性能が違うことも周知されてきているはず。単に大迫力でゲームを楽しむというだけでなく、敵の足音や銃声の方向と距離など、勝負に勝つための戦術的優位性(タクティカル・アドバンテージ)となる情報を逃さずモニターする必要がある。そしてそれは、こと音ゲーにおいても変わらないはずだ。シビアなリズムゲームをより上手くプレイするために、音ゲー用のイヤホン(ヘッドホン)からの最適なアプローチがあるに違いない!
というわけで、今回は「どんなイヤホンやヘッドホンが音ゲーに最適か?」ということを考えていきたい。音ゲー向きの機種を選ぼうとした時、どんなアプローチがあるのか? また、それを踏まえるとどんな機種が選ばれるのかをご紹介しよう。
■遮音性は高ければいい……とも限らない
まずは何より遮音性。ゲームセンターの店内は様々なアーケードゲームが稼働しているため非常に騒がしく、かつ音楽ゲームコーナーでは多くの楽曲がプレーされているので、いかに自分がプレーしている音だけを聴こえるようにするかが重要だ。
となると、もちろん遮音性は高いほうが望ましい……とは限らないのが、音ゲーイヤホン選びの難しいところだったりする。その理由は後述するとして、まずはシンプルに遮音性の高いイヤホンをご紹介しよう。
「とにかく周りの音を聴こえないようにして、ゲームの音に集中したい!」という方にオススメしたいのは、ズバリIEMタイプのイヤホンだ。
SHURE「SE215 Special Edition」などの高遮音性タイプのイヤホンを使用すれば、周りの音はほとんど聴こえないようになる。また、ケーブルを耳にかける装着方法となるため、ケーブルが身体や筐体に接触した際のタッチノイズが抑えられる点も大きなメリットとなる。
この耳かけに関しては、IEMタイプのイヤホンでなくても効果がある。例えばintime「碧(SORA)」のようなシンプルな円筒状のイヤホンであれば、ケーブルを耳にかけても違和感なく装着できる。手持ちのイヤホンでタッチノイズが気になる方はぜひ試してみてほしい。
『jubeat』『ダンスダンスレボリューション』『ポップンミュージック』『beatmaniaIIDX』などなど、店内にある筐体を巡るように遊んでいた(大して上手くはなかったけど……)。今でも音ゲーはよく遊んでいて、最近はコロナ禍という状況もあって行く機会が限られているものの、平日のお昼のような利用客が少ない時間帯を狙って足を運んだりしている。
そんなゲームセンターの音楽ゲームだが、ここ10年ほどでひとつの流れが確立しつつある。それは筐体へのイヤホンジャックの搭載だ。フロアを沸かせるようなロールプレイング的要素を持っていた音楽ゲームが、その競技性を伸ばし、個のプレイヤーが集中して取り組むようになったゆえの必然と言えるだろう。喧々たるゲームセンターの店内で、しっかりとリズムを捉えるためには必要不可欠なのだ。
もともと、筐体内のライン出力をヘッドホンアンプへと引っ張り出し、自前でイヤホンに対応させている店舗も少なくなかった(今も数多く存在する)。しかし、筐体を開発するメーカー側がそういった流れに対応してきているということは、いよいよそれが主流になったということだ。
……とまあ、ここまでを読んで「へえ、そうなんだ!」と思った人もいれば、「うんうん、そうなんだよね」と頷いている人もいることだろう。特にそんな後者の人達に伺いたいのは、『ゲームセンターにどんなイヤホン(ヘッドホン)を持っていってますか?』ということ。こだわっている人ももちろんいるだろうが、手持ちのイヤホンをとりあえず持っていっている人も多いのでは?
最近はゲーミングヘッドセットやゲーミングイヤホンが台頭してきていて、音楽鑑賞用のそれとは求められる性能が違うことも周知されてきているはず。単に大迫力でゲームを楽しむというだけでなく、敵の足音や銃声の方向と距離など、勝負に勝つための戦術的優位性(タクティカル・アドバンテージ)となる情報を逃さずモニターする必要がある。そしてそれは、こと音ゲーにおいても変わらないはずだ。シビアなリズムゲームをより上手くプレイするために、音ゲー用のイヤホン(ヘッドホン)からの最適なアプローチがあるに違いない!
というわけで、今回は「どんなイヤホンやヘッドホンが音ゲーに最適か?」ということを考えていきたい。音ゲー向きの機種を選ぼうとした時、どんなアプローチがあるのか? また、それを踏まえるとどんな機種が選ばれるのかをご紹介しよう。
■遮音性は高ければいい……とも限らない
まずは何より遮音性。ゲームセンターの店内は様々なアーケードゲームが稼働しているため非常に騒がしく、かつ音楽ゲームコーナーでは多くの楽曲がプレーされているので、いかに自分がプレーしている音だけを聴こえるようにするかが重要だ。
となると、もちろん遮音性は高いほうが望ましい……とは限らないのが、音ゲーイヤホン選びの難しいところだったりする。その理由は後述するとして、まずはシンプルに遮音性の高いイヤホンをご紹介しよう。
「とにかく周りの音を聴こえないようにして、ゲームの音に集中したい!」という方にオススメしたいのは、ズバリIEMタイプのイヤホンだ。
SHURE「SE215 Special Edition」などの高遮音性タイプのイヤホンを使用すれば、周りの音はほとんど聴こえないようになる。また、ケーブルを耳にかける装着方法となるため、ケーブルが身体や筐体に接触した際のタッチノイズが抑えられる点も大きなメリットとなる。
この耳かけに関しては、IEMタイプのイヤホンでなくても効果がある。例えばintime「碧(SORA)」のようなシンプルな円筒状のイヤホンであれば、ケーブルを耳にかけても違和感なく装着できる。手持ちのイヤホンでタッチノイズが気になる方はぜひ試してみてほしい。