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遮音性、装着感、ケーブル長などの観点から考察

「音ゲープレイに最適なイヤホン」の条件は? 音ゲーマーのポタオデマニアが考えてみた

公開日 2021/03/03 06:40 工藤寛顕
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■足りなくも邪魔にもならない……適切なケーブル長を保つには

意外と大事なのがケーブルの長さだ。というのも、最初から筐体にイヤホンジャックが内蔵されているゲームは一般的な1.2mのイヤホンで問題ないものの、中には先述の通り、お店側が自前で用意したヘッドホンアンプが設置されていることもある。これの設置場所によっては、ケーブルが届かなかったり、ボタンの上にケーブルが重なったりして邪魔になることがある。

※写真は再現イメージ

モニターヘッドホンや大型のヘッドホンであれば長めのケーブル(3mなど)が採用されていることもあるが、長すぎて店内の床に垂らすような形になるのも、それはそれで邪魔になってしまう。


ケーブルの長さが足りない……そんな時は延長ケーブル!

そこで提案したいのが、一緒に延長ケーブルを持ち歩く方法だ。意外と知られていないが、量販店などでは様々なメーカーから豊富な延長ケーブルが販売されており、オーディオコーナーの一角に必ず並んでいるはずだ。僕は0.6mの延長ケーブルを持ち歩いていて、ケーブルの長さが足りない筐体で遊ぶ時に使用している。

ポケット付きイヤホンケースを使用しているなら、一緒に収納しておけば手軽に持ち運べる

ポケット付きのイヤホンケースであれば、イヤホンと延長ケーブルを合わせて持ち歩くことも可能だ。ゲームセンターで遊ぶ時は延長ケーブルを取り付けて、普段使いで音楽を聴く時は外して……という使い分けもできるだろう。

■ベストなイヤホンであなたも最高の音ゲーライフを……

以上が僕なりの『音ゲー向きイヤホン(ヘッドホン)』へのアプローチだ。もちろん、これらは『音ゲー専用』というわけではない。普段はスマートフォンや音楽プレイヤーで音楽再生を楽しみつつ、ゲームセンターでは音ゲーで真価を発揮する! というように、幅広いシーンで活用していただけるはず。

また、例として挙げた製品はいずれも、豊かな低域に引き締まったサウンドと、僕が個人的に音ゲーに向いていると感じる物で固めてみた(音質については好みによるところが大きいので、詳細の解説は割愛した)。具体的な製品選びの参考になれば幸いだ。

ちなみに、実際に僕がどんな機種を持ち運んでいるのかというと……。日によってまちまちだが、よく使用しているのはJH Audio「JH11 PRO」などのカスタムIEMだ。

だいせんせいが“音ゲーイヤホン”として使うことの多いJH Audio「JH11 PRO」

耳型を採取して制作するオーダーメイドのカスタムIEMは、装着感や遮音性という点で最も優れていると言える。もちろん音楽再生用としても非常にオススメなので、極めて高額な物ではあるが、機会があればぜひ検討してみてほしい。

それでは僕は、ブランクでクリアできなくなったDDRの『MAX300(激)』をクリアするためにゲームセンターに行ってきます。

お相手はだいせんせいこと工藤寛顕でした。

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