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コンセプトは「これが今どきのエントリー」

いま欲しい機能がてんこ盛り! ハイセンス最新4K液晶テレビ「50A6G」「50E6G」レビュー

公開日 2021/04/14 06:30 鴻池健三
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今やテレビと言えば4Kが主流。4K放送に加え、各種配信サービスも4K映像を増やす傾向にあり、コンテンツが充実してきた。また、超高画質を狙うならUHD BDがあるし、PlayStation 5やXbox Series X/Sといった、4K/HDR以上の出力に対応した新世代高画質ゲーム機も登場。4Kテレビがその真価を発揮できる素地が整ったといえる。

一方、高画質を求めつつも、実際に購入するとなると、価格も大いに気になるところ。そんな多くの消費者の期待に応えてくれるのが、ちょうどよいバランスの良さが光る「ハイセンス」だ。

今回は、ハイセンスの最新4K液晶エントリーモデル「A6G」(E6G)シリーズに注目し、徹底的にレビューしていく。

ハイセンス「50A6G」「50E6G」。¥OPEN(市場想定価格7万円前後・税込)

「これが今どきのエントリー」というコンセプトも納得、充実のスペック

ハイセンスは、世界で高いシェアを誇る巨大総合家電メーカーだ。海外ブランドながら、製品コンセプト、機能、クオリティー、サービスが一貫してローカライズされており、テレビも日本ブランド製品となんら違いを感じない。それでいてリーズナブルな価格設定が大きな特徴といえる。

「50A6G」は、4Kチューナー内蔵のエントリーモデルで、Wi-Fiおよびネット配信機能にも対応。エントリーといえども、今欲しい機能を詰め込んだ新しいスタンダード機という位置づけだ。ハイセンスが「これが今どきのエントリー」というコンセプトを打ち出していることにも納得だ。

ちなみにネット通販で「50E6G」という型番の製品が見つかるが、家電製品は全般的に、店舗販売用とネット販売用の型番を分けることが多く、この記事ではA6GとE6Gは同じスペックのものとして、以下、A6Gを代表型番として記載する。

なおA6Gは今回テストした50型に加え、ラインナップに65型と43型、そして75型が追加される予定だ。一方のE6Gのインチサイズ展開は、現状43型/50型/65型となっている。

50A6Gのスペックだが、4K/HDR対応で、パネルはVAタイプ。43/55/65/75型は、IPSと同じタイプのADSパネルとなっている。HDRはHDR10とHLGに対応している。チューナーはBS/CS 4Kを1基、地デジ/BS/CSを2基搭載し、最新で話題の4K放送受信はもちろん、外付けHDDへの録画、裏番組録画が可能だ。

システム全体を司るのはハイセンス独自の最新プラットフォーム「VIDAA」。レスポンスが良く、NETFLIX、Amazon Prime Video、YouTubeほか、RakutenTV、Paraviも今回追加され、主要な多くの配信サービスに対応している。

映像設定で好みの映像に追い込むことも出来る

A6Gの特徴といえるのは、この価格帯の製品として、クオリティー重視の映像エンジン「NEOエンジンLite」を搭載していることだろう。マニアユーザーなら察しが付くと思うが、日本のエンジニアが日本の放送やコンテンツを長年チェックし続け、煮詰めたエッセンスを引き継いで詰め込んでいる。ハイセンスが一般的に「格安テレビ」と呼ばれる製品と大きく異なる点である。

映像エンジンには「NEOエンジンLite」を搭載している

次ページ都会的なデザイン、ポイントを押さえた機能、豊富な端子類

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